川霧に包まれた世界に1本の列車が粛々と走り去っていく。まだ夜が明けきってない薄暗い世界に1本の列車が轟音を響かせ走り去っていく。そのさまを遠くから眺めながら息を呑む。
今回紹介する只見線お撮影スポットは「第一只見川橋梁展望台」のちょうど向かい側に位置している撮影スポットだ。ここは只見川の水面近くで橋を撮影することが可能である。高さとしては橋よりも低い場所にある。
ここは撮影スポットとして様々なWEBでも取り上げられているが、アクセスするのが非常にややこしい場所にある。従って今記事では初見の人でも分かりやすくアクセス出来るように、地図を交えながら細かく解説していく。
ここではない別角度から撮影出来るスポット「第一只見川橋梁展望台」の詳細については別記事にしてあるので、そちらも参考にしてもらいたい。
絶景と列車のコラボ!「只見線」第一只見川橋梁のアクセスや駐車場
【カメラマン】只見線の撮影スポット「第一只見川橋梁展望台」の詳細
目次
名もなき撮影スポットの詳細
先程記述したとおり、この撮影スポットは「第一只見川橋梁展望台」の向かい側に位置している。従って「第一只見川橋梁展望台」からはここの撮影スポットが見れるわけだ。そしてこの撮影スポットには名称が無い。
ここは展望台になっているわけでも、眺めるために整備されているわけでもない場所であり、農道の途中でたまたま眺めがいい場所があったというようなスポットである。従って、周りは私有地になっており、撮影範囲も非常に狭い。
また、ここに行くまでの道のりが分かりづらく、到達できない人もいくるらいで道幅もとても狭いので車のすれ違いは出来ない。
アクセス
列車を撮影するのに道で迷っているのでは話にならない。だが、実際にここへのアクセスは分かりづらく筆者は列車の時間に間に合わなかった。つまりそれほど分かりづらい場所なのでしっかり読んでいってほしい。
まず今回の撮影スポットに住所の番地などが存在しないため、とりあえず撮影スポットにピンを打ったgooglemapを載せておく。
まず向かうべき場所
これからわかりやすく解説するために、実際にまずどこを向かうべきかを記載するので、最初にここへ向かってほしい。
※この住所は撮影スポットへの入り口である
上の住所を入力すると、googlemapでは上の場所にピンが打たれる。ここが撮影スポットへの入口となるのでまずはここへ向かってほしい。地図では分かりづらいが、十字路になっており、この十字路を北へ進むと撮影スポットに行くことが出来る。
次に十字路を北へ進む
上のピンの場所へ着いたら、十字路を北へ進めばいい。しかし、一見すると北への道は狭くなっており、視界の向こうは行き止まりのように見える。これが罠で、実際には奥には道がある。
上の写真は十字路の写真である。何も知らない人はこの十字路に気づかずにまっすぐ走り抜けて行ってしまう。しかし、その先は行き止まりなので頭をかしげるわけだ。
なぜならこんな細い道を通るわけがないと思うからである。筆者も最初はそうだった。
一見するとこの奥は道が途切れて、私有地(家)にしかつながっていないように見える。だが本当は左折する道があるので恐れずに進んでほしい。
上の写真を撮影した場所を記したgooglemapと空撮写真を載せるので参考にしてもらいたい。
あとは道なりに進むだけ
この十字路の問題を解決できたらあとは道なりに進むだけである。だがしかしまだ気を許してはならない。というのも、道幅が狭いために対向車が来てしまったらすれ違う事が容易ではない。
とはいえ、この道を使う人はほとんどいないためそんなに心配しなくては良いだろう。ただ、川霧が発生しやすい早朝はカメラマンと行き交う可能性はある。
道はかなりの急勾配で、途中で踏切もある。路面状況も最初は舗装されているが次第に悪路になり、最終的にはダートになる。著しく車高の低い車は坂道や踏切に注意したほうがいいだろう。
駐車場
ある程度車を走らせると、向かって左側に若干開けたロータリーがある。車はここに駐車するのだが、おそらく正式な駐車場ではなく私有地だと思われる。車はココ以外に停めるスペースがないために、停めざるを得ない状況になるわけだ。
空撮写真で見ればわかりやすいが、写真の右側から侵入してくる形だ。比較として、筆者の白い車が停まっているのが分かる。
正確には駐車場というわけではないので、進行の妨げにならないよう駐車するべきである。(停め方が下手くそだったので反省します)
トイレや周辺施設
とても重要なことなので書いておくが、周辺にはトイレやコンビニ、自動販売機等は一切ない。
ココへは道の駅から車で10分程だが、急勾配などがあり歩いていくにはとても辛いので、トイレや飲食物など万全な状態で向かうこと。
撮影スポット
ここから撮影する只見線の写真はとても有名である。おそらく1位、2位を争うほど有名ではないかと思う。それが以下の写真だ。
これから撮りに行く人は一度は見たことがあるだろう。早朝、列車が川霧の中を突き進むその姿は一瞬だ。辺りにはシャッター音だけが響き渡る。
このような写真は川霧が発生した時のみ撮影できる写真で、運が良くなければ撮影できないだろう。
さてこの写真だがどこで撮影できるのかの詳細を説明する。
撮影場所はせまい
撮影できる場所は実は狭い。正確に言うと、草木などが入らないように気を使うと、自ずと場所が限られてくるわけである。(季節で違いあり)
撮影スポット自体は駐車場からの距離はほとんどなく、歩いてすぐに着く。
黒丸で囲んである場所で撮影するのだが、この僅かな範囲の中でしか撮影は出来ないと思ってほしい。
周囲の大きな木が邪魔してしまうためだ。
上の写真は黒丸で囲んである場所を地上から撮影した写真である。見れば分かるが、三脚は農道上の据えることになるので、万が一車が通ることがあればいちいちどかなければならない。
その中でもベストなポイントとは
さて、この狭い撮影スポットの中でベストポジションはどこなのか?という話だが、実は農道から少し下に降りることが出来る。
白で囲んである場所は、地面は荒いが人が降りていくことが出来る。実はここが最も撮影に適しており、もし誰も居なかったら下で撮影したほうがいいだろう。
というのも、もし前にカメラマンが数人居たら後ろでは頭などがかぶってしまうためだ。前が空いていたら前で撮影しよう。
川霧の発生時間、列車の通過時間は?
川霧や列車通過に関しては別記事で詳しく解説しているのでそちらを参考にしてもらいたい。リンク先の記事は、今回の撮影場所の向かい側にある展望台の記事である。従って、列車の通過時間は同じである。
【カメラマン】只見線の撮影スポット「第一只見川橋梁展望台」の詳細
おまけ?
この場所から撮影するにあたって、困るのが構図がどれも同じでWEBにある写真と似たり寄ったりしてしまうことだ。若干の工夫はすると思うが結局は同じ写真を量産してしまうことになる。
そこで筆者がなにかないかと探したところ、微妙に良いかもレベルのアクセントとなるものがあったのでオマケとして書く。これはあくまでオマケ。
撮影スポットから少し奥へ向かうと木々がある。ここの木々の間から只見線を撮影しでみると、他とは少し違う写真が撮影出来るのではないか?
筆者がこの写真を撮影した時は、既に川霧は消滅し、更に川は台風のせいで淀んでしまっていた。もしか川霧が発生していたら幻想的な一枚になると思う。
まとめ
最も大きな課題はアクセスのしづらさである。この記事を見た人が迷わず行けることを願うばかりだ。以下、重要なことを軽くまとめた。
- 第一只見川橋梁(橋のこと)は2箇所の撮影スポットがある
- アクセスがわかりにくく困難なため、早めに出発するべきである
- 道はかなり狭く、路面もダート、急勾配なため初心者マークの人は注意
- 現地にトイレやコンビニ、自動販売機は一切無い
- 付近は静かな住宅街なので爆音マフラーは行くべきではないだろう
- 撮影スポットは狭いので早めに行って場所取りをしたほうがいい