【カメラマン】只見線の撮影スポット「第一只見川橋梁展望台」の詳細

第一只見川橋梁展望台

列車は絶景と相性がいい。自然と人工物のギャップなのか、はたまたノスタルジックさを感じさせるのか、真相は分からないが直感的にそう感じさせる何かがあるのだと思う。

今回は只見線と絶景を写真に収める人のための記事になる。おそらく撮影スポットとして最も有名であろう「第一只見川橋梁展望台」にいくつかある展望から見える景色の違い、また霧が発生する条件などを詳しく説明する。

  • 第一只見川橋梁展望台
  • 〒969-7515 福島県大沼郡三島町川井天屋原610(道の駅)
  • 24時間出入り可能
  • 無料
  • 4月下旬〜11月頃まで(冬は積雪のため閉鎖)
 

アクセスや駐車場、道の駅尾瀬街道みしま宿については別記事にて詳しく書いているので、そちらを参考してほしい。

絶景と列車のコラボ!「只見線」第一只見川橋梁のアクセスや駐車場

 

また、展望台の向かい側にある川のそばの撮影スポットも別記事に詳しく書いてあるので、展望台撮影したらこちらも行ってみると良いだろう。

【カメラマン】只見線第一橋梁を下から撮影するスポットへのアクセス詳細

複数ある展望台

実は第一只見川橋梁展望台には展望台が複数存在する。展望台にはちょっとした山を登っていくわけだが、最終地点の他に2箇所、展望台という名の撮影スポットがある。
とはいえ、見える景色の違いはほぼないので参考までに見てほしい。

下の写真にも載っているが、B、C、D点が撮影ポイントだ。
A点は撮影ポイントではないので注意。

第一只見川橋梁展望台

次項からB、C、D点で解説するので、どこかわからなくなったら上の写真を見てもらいたい。クリックすれば拡大出来る。

展望台にはトイレは無い。トイレに行く場合は、徒歩で行ける距離に道の駅があるのでそちらで用を済ましておくこと。

また近くにコンビニなども存在しないため、早朝撮影に備えて飲食する物は事前に購入しておくべきだろう。

第一只見川橋梁

基本的にここに駐車することになる

B地点

山を登り始めて約2分ほどでたどり着くのがB地点の撮影ポイントである。改めて言っておくと、A地点は撮影ポイントではないので省略する。

3箇所あるポイントの中で最も低い位置にある。幅は非常に狭く、三脚も多く置くことは出来ないため、ここで撮影する人は少ない印象を受けた。

第一只見川橋梁展望台 B点

下の写真を見れば分かると思うが、視界の多くに木々が写り込んでしまうため、望遠レンズでしか撮影することはできないだろう。今回はわかりやすく広角で撮影してみた。

只見線

C地点

B地点から約2分ほどでたどり着くのがC地点だ。比較的広いため多くの人が三脚を据えることが出来る一方、やはり視界に木々が入り邪魔してしまう。そのためここでも望遠レンズしか使うことは出来ないだろう。

只見線

只見線

D地点

D地点は頂上にある展望台である。よって最も人気が高く、ネットでもよく見る写真はここから撮影されたものが多い。人気が故に早朝からの場所取りが激しく、始発(6:02頃)の30以上前には場所を確保したいところだ。

また、ここは一見広く見えるがすぐに埋まってしまう。最も良いポイントは一番上だが、筆者が向かった頃には占領されていた。

第一只見川橋梁展望台

段差があるように見えるが、三脚を立ててしまうと前の人がかぶってしまう事が多々ある。上の写真で言うと、左上の階段の延長線上が最もよく撮影できるポイントなので覚えていてほしい。

第一只見川橋梁

第一只見川橋梁

川霧が発生する条件

訪れる多くのカメラマンは早朝が多い。その大きな理由の一つに川霧が発生した情景を撮影したいからである。

第一只見川橋梁展望台

川霧が発生するには一定の条件があり、複数の条件が重なれば発生確率は上がる。

  • 早朝が多い
  • 梅雨〜初夏が多い
  • 湿度が高いほうが良い
  • 朝晩の寒暖差が大きいほうが良い
  • 前日が雨、翌早朝が晴れなら良い
  • 無風状態が好ましい

以上の条件を満たしていれば川霧が発生する確率は高くなる。特に前日に雨が降り、翌日の朝が晴れなら確率はグンと上がる。
もちろん条件を満たしていても発生するとは限らず、風が強かったり、朝晩の寒暖差が小さい時は発生しなかったりもする。

川霧は変化が激しい?

筆者が川霧を撮影していて驚いたことは、風はほぼ無かったが霧の変化が激しいということだ。残念なことにこの日、列車が通る頃には霧が完全になくなってしまった。

下の写真を参考に見てもらいたい。全体的に霧がかかっていたのだが、1分後には霧がなくなってしまったのだ。

川霧は一刻毎に変化していくものなのでシャッターを切る事に予断を許してはならないということである。

第一只見川橋梁展望台

全体的に霧がかかっている状態

1分後

第一只見川橋梁展望台

1分後には霧がほとんど無くなっている

ポイント
予断だが、風がまったくない日には橋が川に綺麗に反射する。霧があると見れないので、もし霧がなくても、橋の反射に期待してみよう。

只見線を狙うにあたり

只見線の列車込みの撮影をする場合、時刻表を必ず確認しておくことは言うまでないだろう。
この橋は「会津西方」「会津桧原」の駅の中間に位置している。従って時刻表を見る時は2つの駅に絞って確認すること。

最初の通過時刻は6:02頃なので、遅くとも15分前には現着していたほうがいい。もしベストポジションで撮影したいなら30分以上前から場所を確保していたい。

川霧発生条件が満たされている場合の早朝は多くのカメラマンが来る。と言うのも列車以外に、夜明け前の霧を撮影するカメラマンが居る。そしてそのまま列車撮影という流れになるので、可能ならば1時間以上前に向かったほうが良いときもある。

第一只見川橋梁

列車が通る頃には霧はなかった

以下の地図は橋の位置である。時刻表のリンクも載せておくので確認しておくこと。(会津西片と会津桧原)

 

列車を撮影するにあたって事前知識として知っていてほしい事があるので書いておく。

橋を通る最初の列車は6:02頃に通過する。そして次のの列車は7:22頃に通過する。
つまり、1時間以上の間が空いてしまう。もし最初だけ撮影するなら問題はないのだが、2発目も撮影する場合は一旦道の駅まで降りていき待機するという手もあるが、その場合機材を撤収してしまうと場所を取られてしまう可能性があるのは注意しておくこと。

まとめ

今回は第一只見川橋梁展望台に絞って記事を書いた。複数展望台はあるが結局は一番上の展望台が撮影しやすく人気のスポットだ。川霧が発生する条件が整った朝は混雑するので少し早めに行ったほうがいいだろう。

サクッとおさらい
  • 第一只見川橋梁展望台には3つ展望台がある
  • B、C、D地点で最も人気がD地点
  • とはいえ、それぞれ見え方に大きな違いはない
  • 川霧発生条件が重なった早朝は混雑する
  • 橋を通過する列車の一発目は6:02頃
  • 2発目は7:22頃

只見線を別角度から撮影するスポットは別記事にしているので見ていただきたい。

絶景と列車のコラボ!「只見線」第一只見川橋梁のアクセスや駐車場

 

【カメラマン】只見線第一橋梁を下から撮影するスポットへのアクセス詳細

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