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正直、千里浜なぎさドライブウェイで愛車を撮影するのにコツなんてあまりない。難しく考えなくても誰でも簡単に撮影出来るが、ここではその中でもちょっとしたコツや注意事項等を詳しく解説していく。
目次
バイクでの注意事項
まずバイクの場合、2つ注意することがある。バイクを駐車する際にサイドスタンドの下に敷くスタンドプレートのような平べったいものが必要になってくる。
当たり前だがここは砂浜なので、いくら車両が走れると言っても小さい面積に大きな力が加わると沈むのは当たり前だ。特に波打ち際はかなりグチョグチョなので下敷きがないとスタンドが沈んでバイクも倒れる。
2つ目は走行するエリアだが、岸に近い部分で白い砂の場所は、砂が乾いていてフサフサの普通の砂だ。つまりここを走るとスタックする恐れがある。バイクの場合はタイヤが埋まってハンドルを取られて転倒する恐れがある。
車なら大きな問題はないが、バイクは絶対に走ってはいけないゾーンである。
撮影する際のコツとか
さて、ココからはカメラマンとして行く方への記事になる。
ここは風景として撮影するのにはコツというのもあまり無いが、車両を絡める場合は+αで知っていたほうが良いことがある。
撮影する場所について
全長約8kmもあるのだからどこで撮影すればいいの?と思う方もいるはずだが、その問の答えは「どこでも一緒」だ。
結局背景を海に向けるのだから海岸線どこに車両を置いても同じ画なるから、どこに置いても大丈夫だ。
強いて言うのであれば、端っこの終点付近よりは中間地点(進入口から遠い部分)の方が空いていて撮影しやすいということはあるだろう。
おすすめの時期
オールシーズン来れる千里浜だが、特におすすめの時期と言えば夏か秋の2択だ。もし1択に絞るならば秋がいいだろう。
- 夏は海水浴の客が多くて混雑する。故に落ちついて撮影出来ない
- 夏は日が落ちるのが遅いため、約19時まで待たないといけない
- 天候が崩れやすい
秋ならばそもそも観光客が少ないし、日が落ちるのが早いので遅くまで居なくても良いというメリットがある。
写る景色の大きな違いは無い。
撮影する時間帯について
千里浜なぎさドライブウェイは時間帯によって様々な顔を見せてくれる。まぁ、言うまでもないが太陽が水平線に沈む瞬間というのは絶好のシャッターチャンスである。故にここでもその瞬間を待って車両を待機させている人も多く見られた。
個人的にはマジックアワーがオススメの時間帯である。このあと紹介するが、もうたまらなく美しい写真を撮影出来る。
とはいえ、この記事では早朝、昼、夕方、夜のそれぞれの顔を紹介する。
早朝
筆者的には早朝の千里浜なぎさドライブウェイも捨てがたい。太陽がまだ顔を見せていなく、辺りが淡く薄暗い時間帯。朧げに見える愛車は美しい。
お昼頃
最も観光客が多く訪れる時間帯がお昼頃である。昼頃の写真は至って普通の写真だが撮影の仕方によっては一味違う仕上がりになる。
下の写真は水溜りを利用してリフレクション撮影した。リフレクションについては後述する。
夕方、マジックアワー
さぁ最もシャッター回数が多くなる時間帯がやってきた。太陽が沈む前、沈んだ後のマジックアワー、両方とても価値のある時間帯だ。
あえて太陽を入れないという構図も美しい。太陽の位置が低くなるに連れて影が伸びる。こうしてバイクの影を伸ばして撮影するのもいいのではないか。
もし自撮りをするなら断然夕方をオススメする。かなりエモーショナルな写真を撮影できるゾ。
他の撮影方法としては、被写体をシルエットとして撮影する方法もある。
シルエット撮影は夕方、マジックアワーの時間帯にしか出来ないので注意。
夜
夜に関しては人がほぼ居ない上に、灯りが一切ないので少々危険で、波の音が不気味に感じる。なので夜は基本撮影しないだろうが一応記述しておく。
夜の撮影は露光時間が長くなることから、波がなめらかな描写となる。
この写真は車の裏からライトで照らしている。深夜3時くらいの撮影だったが露光時間が長いために明るく見える。実際は真っ暗で肉眼では全く何も見えない。
夜に撮影する場合は懐中電灯は必須だ。
この時は満月だったので月明かりで全体を明るく撮影出来る。
水たまりを探そう
波打ち際に水たまりが出来る時がある。潮の満ち引きの関係で、窪んだ砂浜の海水は海に帰らずそこに水がたまる。千里浜に来て写真を撮影するなら是非とも水たまりを探していただきたい。
何故かというと水に反射した写真、いわゆるリフレクションを撮影できるのだ。
リフレクションを撮影出来る環境というのは意外と限定される。しかも背景に何もない状態を作るのは非常に場所が限られる。
また、リフレクションは水が静止していなくてはならないので、川などはリフレクションはしない。
雨上がりの水溜りなど、水の出入り口が無い場所、そして風が吹いていない時しか美しくリフレクションはしないのだ。
その点、千里浜なぎさドライブウェイでは雨は関係ないので高確率で水溜りが発生する。幾つかの条件が整った時、綺麗なリフレクションを撮影する事が出来る。
まず、バイクは水溜りの水際ギリギリに停めること。できるだけギリギリまで攻めよう。何なら水の中に少し浸かってもいいくらいだ。
リフレクションとシルエットを盛り込んだ写真もかなり美しいので是非とも狙ってほしい。
おまけ
撮影アイテムの水晶を使うことで、他の人とは一線を画す写真も撮れる。
どちらかというとインスタ映えを狙う女子向けのエモエモ写真になるが、やはり夕日と水晶は美しい。参考までに。
まとめ
千里浜なぎさドライブウェイはライダーなら死ぬまでに1度は行くべき聖地だ。ヘルメットを外して駆け走りたいほどの気持ちがいい。
夏は非常に混む場所でゆっくり観光することが出来ないが、時期をずらして秋頃に行くといい感じに涼しくて空いていて、ゆっくり楽しめると思う。
筆者は3年連続で行っている。今年も10月頃に行く予定だ。その時はSSTRというイベントに参加した状態で行くだろう。
まぁ筆者の事はどうでもいいのだが、ここでインスタ映えするような美しい絶景を狙いたいなら是非とも夕方、マジックアワーの時間を狙っていただきたい。
尚、少し曇っていても太陽が少し見え隠れするだけなら希望はあるので、そこで帰らず粘ってみてはいかがだろうか。
ちなみに、同じ能登半島に白米千枚田という絶景スポットもあるので、この機会にそちらにも寄ってみては?詳細は以下の記事で。
【2022】石川県にある美しい棚田「白米千枚田」のライトアップの詳細
- 石川県の能登半島、羽咋市にある全長約8km海岸線の道
- 〒925-0054 石川県羽咋市千里浜町タ4−1
- 日本唯一車両で走れる砂浜
- 簡単に愛車と海と砂浜を絡めた写真を撮影出来る
- 日本海なので水平線の彼方に太陽が沈む光景が見れる
- 砂浜を走行できるかは当日の朝の天候、海の状況次第
- バイクはスタンドを立てる時に下敷きとかが必要
- 無いと自重でスタンドが沈んでバイクが転倒する
- 秋が空いていておすすめの時期
- オススメの時間は夕方
- 水溜りを探してリフレクション撮影をしよう
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