東京から富士山方面に下道で行くとき、山中湖か河口湖にアクセスすることになるだろう。どちらもとても美しい湖である、富士山もよく見えるため何回行っても飽きることがない。
そんな美しい湖と富士山、愛車を絡めた写真を撮影したいと思うのは必然であり、実際に多くの人がその写真を撮影している。今回は山中湖にフォーカスしてみることにしよう。
山中湖付近に富士山と愛車を絡めた写真を撮影出来るスポットは複数あり、幾つか紹介記事も書いている。
下の記事はここから車で10分くらいの愛車と絶景ポイントだ。
富士山×愛車、山梨県でめっちゃ絶景な写真撮影スポットを紹介!
今回紹介する場所は、意外と知られていない場所だと思う。もちろんこのような写真撮影をする人なら絶対来ているはずだが、そうではない人ならまず見つけることが中々難しい、というかスルーしてしまうような場所にある。
その場所とは、詳細を説明していく。
目次
隠れた愛車撮影スポット「平野の浜」
今回紹介する富士山絶景スポットは、山梨県の山中湖村にある「平野の浜」という場所である。浜という名前から分かる通り、ここは山中湖に面した浜である。
24時間、車やバイクで乗り入れが可能な場所で、富士山を美しく撮影する事ができる。山中湖周辺には幾つかの富士山を眺めるスポットがある。ここ平野の浜はその中でも軍を抜いて、というより最もオススメするスポットである。
浜と富士山が完全に正対する位置なので、真正面に富士山が来る。写真も撮影がしやすいし、視界に不要なモノもない。
故にここでは富士山と愛車を絡めた写真がとても簡単に撮影ができる。
更に更に休日でも意外と空いていて、撮影する環境にはもってこいの最高のスポットなのである。
名称 | 平野の浜 |
住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野13 ※Google Mapが開きます |
駐車場 | 24時間開放、無料 |
施設料金 | 無料 |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | 公衆トイレあり(男女別) |
飲食販売 | 無し(歩いて行ける距離にコンビニあ有り) |
おすすめシーズン | オールシーズン |
アクセスについて
先述したが、多くの人に知られている場所ではない。その理由として、事前に調べたか又は元々知っている人でない限り通らない道の先にあるからである。
普通に大通りを走っているだけでは絶対に見つからないし、行こうと思わなくてはその道は目に入らないだろう。
だが知っていればアクセスはかなり簡単である。
以下、Google Mapのピンが刺してある場所が平野の浜だ。道志みちを走って来る方は、山中湖着の最後の信号機T字路でまっすぐ進めばいいだけだ。
駐車場について
平野の浜はその”浜”自体が駐車場となっている。車を止めた場所まさにそこが平野の浜なのである。
平野の浜(駐車場)は24時間365日開放されており誰でも無料で利用することが出来る。浜なので白線の仕切り枠はない。基本的にどこに停めてもいいと思うが、真ん中辺りは車が通行するので邪魔にならない端の方に停めるほうがいいだろう。
下の写真は平野の浜をパノラマ撮影した写真だ。この日は祝日だったが、ご覧のとおり駐車されている台数は手で数えられる程しかいない。
富士山が見えない天気だったからかもしれないが、休日でもこの台数なら静かにゆっくり楽しむことが出来るし、愛車を絡めた写真撮影も焦らずに進められるだろう。
トイレについて
平野の浜のトイレ事情について簡単であるが書く。上の写真を見ればトイレの場所が分かるだろう。車両が乗り入れ出来ない空き地があるのだが、その中にトイレはある。
男女別のトイレで、しっかり清掃されているので特段汚いというわけではないが、外で扉がない開放型なのでとても綺麗とは言えないだろう。
風景写真の撮影
愛車を絡めた写真を美しく撮影出来る平野の浜だが、もちろん風景写真も美しく撮影出来る。背景あってこそ愛車は映えるのである。
とは言っても構図は似たりよったりだが、時間と雲の具合で180度違った顔を見せてくれる。
下の写真は桟橋から撮影したもの。水が透き通っており、キレイな青色を発している。
マジックアワー(太陽が沈んだ直後のほんのり明るい時間帯)に撮影すると美しく雰囲気のある写真になるのは当たり前だがここも例外ではない。
昼頃に来て直ぐに出ていってしまう方が多いと思うが、一度だけでも夕暮れ時までここに居ていただきたい。素晴らしい絶景を見れるだろう。
マジックアワーの大きな利点は影が曖昧になることと、光の反射がなくなる(0ではない)こと。それはつまり、白飛びのリスクから開放され、そして日中のようなくっきりした影で強コントラスト写真にならなくなる。全体的にふんわりとした、曖昧な、ノスタルジックな写真を撮影出来る。
同じくマジックアワーで愛車と富士山を絡めた写真が撮れる場所がここから10分くらいの所にある、平野の浜に来たならソコにも行くべきである!下の記事で詳しく紹介している。
富士山×愛車、山梨県でめっちゃ絶景な写真撮影スポットを紹介!
山中湖の雲海について
軽くだけの紹介にしておくが、秋の晴れた朝には山中湖上に雲海が発生することがある。
大体朝の8時過ぎくらいには消えてなくなるが、運が良ければ雲海から頭を出した富士山を見ることができるかもしれない。
ただ、山中湖にいる人は雲海ではなく、ただただ空一面が雲に覆われているという認識になりがちだ。
しかし近場にあるパノラマ台から見下ろすと、見事に山中湖だけに雲海が発生していることがわかる。
山中湖だけを目指して来た人は、もし富士山が見えなかった場合「あと少ししたら見えるかも?」と期待を持ってずっとそこで粘ってしまう。それがだめなのだ。
別記事で紹介しているが、山中湖の雲海を見るには車で約10分のパノラマ台に行くと上の写真のように、幻想的な雲海が見れるのだ。
富士山×愛車、山梨県でめっちゃ絶景な写真撮影スポットを紹介!豆知識として、山中湖がガスで覆われていても富士山が見え隠れしている場合はガスが非常に低い位置で停滞しているということである。そして空の青色が薄く見えている場合もそうだ。
それはつまりパノラマ台に行けば雲海が見れるということ。
愛車の写真撮影事情
さてここからは愛車撮影する人のために、少しだけ掘り下げてみよう。
平野の浜での愛車を絡めた写真はどれも似たような構図になる。というのも構図内に不要なモノを除いた写真を撮影したい場合、自ずと車両を停める場所も決まってくる。そうすると構図のバリエーションも少なくなってくる。
上のバイク写真は平野の浜で撮影出来る王道写真だ。
湖と駐車場の堺に仕切りが無いのと、進入が緩やかなのでこのように前輪タイヤを湖に浸らせることも可能だ。さすがにバイクは恐いが車なら結構奥まで行ける。(常識の範囲内で)
筆者がオススメするベストタイミング帯とは
さて、色々なパターンを述べてきたが、筆者が思うに最も愛車が美しく映えるタイミングというのは、ズバリ「太陽が沈む瞬間の1分間」だ!
理由は後ほど述べるとしてまずは写真を御覧いただきたい。
どうだろう?神々しくないだろうか?
「太陽」「富士」「愛車」三種の神器とはまさにこのこと。光芒がとてもまぶしく、水面に反射する太陽の柱が美しくないだろうか?
これは編集有りきの撮影の仕方だ。もちろんRAWで撮影すること。
一分間なのであらかじめ構図を決めておいて沈みかけたら、畳み掛けるようにシャッターを切りまくる。その時に露出は様々なパターンで撮影をしておこう。後の編集で助かることになるだろう。
まとめ
今回紹介したのは「平野の浜」、写真撮影しにいくのもいいが、実は静かに休息する場所としてもうってつけだったりする。人は少ないし、静かなので窓を開けて車中でお昼寝というのも実に気持ちいいものだった。三時頃に来て夕方までお昼寝、そこからマジックアワーを撮影するのも贅沢な過ごし方ではないだろうか。
- 平野の浜は山梨県の山中湖村にある
- 駐車場は24時間開放
- 人が少ないので穴場スポットになっている
- 写真を撮影する時に富士山が見えないと全然美しくない
- 透き通った青を撮影するなら順光で晴天の午前中
- 午後は太陽が逆光、波に反射して白飛び気味の湖写真になりやすい
- NDフィルターがあるといい
- マジックアワーは更に絶景、一度は見るべし
- 太陽が沈み切る1分前くらいがシャッターチャンス
おまけ
山中湖には白鳥がいる。運がいいと近寄って来るので富士山と白鳥の写真も撮影出来る。この写真はスマホで撮影したので画質は荒い。
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