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目次
テラスからの眺めは如何に!?
バス、または徒歩でツインテラスまで来るとそこは小さなロータリー?になっている。バスが展開するには少し小さいと思うが…
ここから更に階段で5分ほど登るとツインテラスが現れるわけである。そんなに急な階段でもないし、手すりもあるので足腰に不安がある方でも多少は大丈夫だろう。(スロープはないので車椅子の場合は不可能だと思われる)
また、ロータリーにはトイレも設置されている。男女別れてはいるが、男性専用、男女共同、それぞれ1室ずつ。
辺境の地にしては洋式でキレイなトイレである
また展望台はセカンドテラスとファーストテラスの2つがあるので詳細は後述する。
セカンドテラスについて
ファーストテラスについて
セカンドテラスから少し歩くとファーストテラスに着く。こちらのほうが若干眺めの方は良い。また、ベンチやテーブルもあるのでお弁当を展開してランチなどもいいだろう。
ファーストテラスから見える景色はまさにファーストクラスもの。富士山の裾野から頂まで見ることが出来る。周辺は静寂に包まれており、鳥のさえずり、木々や葉が擦れ合うサウンドがとても心地よい。時間を忘れ、仕事の事なんか思い出す筈もなくゆっくりと流れる雲をただただ無心で眺める、なんて至福の時間なのだろう。一人でも、家族とでも、恋人でも、仕事の人…は無いけど、濃厚な時間を過ごせるだろう。
ファーストテラスは結構広くて人がたくさんいても十分に余裕がある。また、作りとして段々になっているので仮に混雑した場合でも前の人で見えないという事が起きない作りは素晴らしい。
ちなみに下界は最前列に行かないとちゃんとは見えないかもれない。カメラマンとして行くなら最前列確保は絶対条件だ。
シースルーのベンチもあったり、広いテーブルもある。まだ作られてから新しいので設備自体もキレイで美しい。
眼下には河口湖が見え、左奥には小さいが山中湖も見える。こうして見ると山中湖の標高が若干高い?気がするが本当かもしれない。
望遠レンズで切り取ってみると面白いと思う。
朝焼けと雲海と撮影しよう!
さぁ、今記事を見ているそこのカメラマンさんは雲海か朝焼けを撮影したくてうずうずしているだろう。雲海を撮影する気象条件等は言わなくてもいいだろう。
とはいえ、朝焼けや雲海を撮影するのは君にとっては難しい事ではないだろう。知りたいのはここで撮影するための予備知識だと思われる。同じカメラマンとして共有するべき情報は積極的に共有するべきであると思っている。
向かう前に知っておくべきこと!
まず知っておくべき最低条件として、朝焼けを撮影する場合はもちろんバスは営業していない時間帯だ。従って車両通行止めルートを徒歩で登らなければならない。下るときももちろん徒歩になる。
時間を逆算して駐車場に着くようにするように。
ちなみに自転車はOKらしいので、電動自転車などがあると非常に楽だ。参考までにすずらん群生地から電動自転車で向かって三脚を立てるまでに要した時間は約30分である。自転車を使ってもかなり急な坂道なので息切れが激しい。おそらく徒歩で向かった場合は真っ暗でとても寒いので1時間はかかると思われる。
何時までに行けばいい?
季節によって日が昇る時間が違うので一概には言えないが、すずらん群生地駐車場に最低でも日の出時間の150分前には到着していることが好ましい。登るだけでもかなり時間がかかる。
朝焼け撮影は太陽が出てからではなく、出る前の淡い空が最も美しいと思っている。雲海に関しても日の出90分前からシャッターをきりたいところである。
以下のサイトで日の出時刻を調べておくこと。
参考までに日の出1時間前に撮影した写真が以下である。1時間も前なのに、お分かりの通り太陽の光で白くなってしまっている。これは露光時間が長いからではあるが、1時間前ではTHE夜中という写真は撮影出来ない。
持っていくべきモノ
カメラ機材は当たり前だが、その他に必要なものとして筆者が感じたものは濡れても良いビニールシートのようモノがあると助かる。
というのも雲海が出た場合(に限るかは分からないが)、路面がかなりびしょびしょに濡れていたのだ。もちろん雨は降っていないのにだ。そうすると機材を置く場所も無いし、ベンチも濡れているので座れない。
深夜に長く寒く暗い道を登ってきて既に疲れているのに座ることも出きないのはしんどかった。なので軽い折りたたみ椅子とかがあれば一番いいのかもしれない。
次に必要なものとして、飲食物(水も食料も)は絶対に必要である。普段ならば車から撮影ポイントは近いので持っていくことは無いが往復で90分くらいかかるので、朝ごはん分は絶対に持っていくべきである。登りきったら喉も渇くしお腹も空いた(体験談)
ここは山稜にあるので風の影響をもろに受ける。雲海が出る時は風はないが、たまに強い風が吹くと寒すぎて死にそうになる。防寒着はもちろんだが耳あてがあると良い。
これも当たり前だが強力な懐中電灯は必要である。間違ってもスマホのライトとかで行かないように。
- ビニールシート(必須)
- 食べ物、水(必須)
- 折りたたみ椅子
- 防寒着、耳あて、手袋
- 懐中電灯
撮影するにあたって
三脚を立てる場所のおすすめポイントは特に無いが、ファーストテラスの最前列が最も収まりが良い画角が作れるだろう。人気なエリアなら早く行って場所取りしなければ!と思うがその点は安心してほしい。そもそもここにたどり着くための壁が非常に高いので場所取り戦争はない。
正直撮影するにあたって、とは書いたものの撮影する前段階のほうが考えることが多いので、撮影に関しては特に大きなポイントは無い。
強いて言うのであれば、超広角から超望遠レンズまで全て美味しい。またNDフィルターはあったほうがより美しい写真が撮影出来る。
NDフィルターに関しては1/4 ~ 1/64あたりが揃っていれば申し分ない。
実際にこの撮影で感じたことは、10秒でさえも富士山の雲がかなり変わるとうことだ。富士山写真家ならそんなの知ってるわ、と思うかもしれないがこんなにも流れが早いものなのかと驚いた次第である。
さっきまでは雲に覆われていた富士山が1分後には雲がなくスッキリしているなんてこともこの撮影で数回あったほどだ。もし今日は少し雲が多いな?と思ったとしても粘ってみてほしい。
まとめ
以上。FUJIYAMAツインテラスに行く価値を見いだせただろうか?
送迎バスは無料なのでぜひとも多くの人に訪れてたくさんシェアしてここを盛り上げていこう!だって、こんな辺境の地にこんなにも立派な展望台があるのに知る人ぞ知る状態じゃもったいないもんね!
とはいえ今現在はバスは運休しているので、徒歩になるのは仕方ないが…。
- テラスは11月末から4月上旬まで、バスは運行していない
- その間は、徒歩、自転車で登るしか無い
- もし曇りで富士山が見えない場合はあまり感動しない
- トイレはあるが自販機はない
- 一番近い駐車場は「すずらん群生地」
- 朝焼けを撮影する場合、日の出150分前に駐車場着がいい
- 朝焼けの時間帯はとても寒い
富士山がキレイに見えるスポットはココ以外にもたくさんあるよ!
富士山×愛車、山梨県でめっちゃ絶景な写真撮影スポットを紹介!
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[…] まず最初に紹介するのが山梨県にある「Fujiyamaツインテラス」から見れる絶景の雲海だ。山梨県の笛吹市に位置するFujiyamaツインテラスは2021年に完成した新しい展望台だ。雲海が発生すれば、雲から富士山が頭を出した有名な構図を見ることが出来る。 […]
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いつも大変参考になり、写真もふんだんにあってわかりやすい情報をありがとうございます。
11月初めに行ったのですが、夜景は綺麗でしたがあいにく雲海は見られませんでした。
駐車場や展望台の情報など事前に見ておいたおかげで問題なく行くことができ、防寒対策も万全に温かい飲み物も持っていったのでゆっくり観ることができました。
ただ夜中の山道の一人歩きは少々怖いものがあり、途中で鹿がいたなどハラハラでした。
この2年くらいの間に破風岳、只見川橋梁など、こちらのサイトを参考に幾つか出かけたりもしました。FUJIYAMAツインテラスは次の夏に再チャレンジしたいと考えています。