栃木県「華厳ノ滝」の展望台の見え方はどう違う?ドローン写真も

華厳の滝

栃木県の日光市にある「華厳ノ滝」
圧倒的な迫力、とどろき渡る滝が打ち付ける音。その光景を間近で目の当たりにすると、人間という生物がいかに小さくて、そして弱い存在だということを再確認させてくれる。

今回はその「華厳ノ滝」の展望台について詳しく解説する。
華厳ノ滝には専用の展望台が2箇所設けられており、それぞれ滝の見え方が大きく異なる。
また有料、無料の違いもあるので下調べをせずに行って、いざ着いでみたら有料で萎えた、なんてことのないようにしっかり下調べをすること。

また、今回はドローンを使用しての写真も掲載する。普段は見ることのできない角度から撮影しているので、面白い写真になるだろう。

華厳ノ滝のアクセス、駐車場、エレベーター等の基本的な情報は以下の記事に掲載しているので参考にしてもらいたい。

栃木県日光の「華厳ノ滝」の駐車場やアクセス、エレベーターについて

華厳の滝の公式ページはここから
華厳滝エレベーター

華厳ノ滝の展望台について

※正式名称は「観瀑台」だがここでは「展望台」で統一する
日光市の華厳ノ滝には観光客のために専用の展望台が設けてある。それは華厳ノ滝の敷地内2箇所の他に、遠目で高い場所から見下ろせる展望台が敷地外にある。

地内にある展望台は「上展望台」「下展望台」の2箇所があり、この2つは大きな差別化を図っている。というのも、上展望台は無料で使用できるが、下展望台は有料になる。
見える景色も大きく異なり、当たり前ながら有料の「下展望台」のほうが断然眺めが良い。

華厳ノ滝

上展望台

ここ「上展望台」の特徴は華厳ノ滝の水が落ちる箇所より若干上から眺望することが出来る。広さ自体はそれほど大きくはないが、何より無料で展望台を利用出来る事が嬉しい。また、ここは2階構造になっている。無料ということで気軽に出入り出来るため、紅葉時期などは絶え間なく混雑してしまう。

2階構造とは言っても、見え方の違いは殆ど無いので混んでいたら下に移動するくらいでいいだろう。

華厳ノ滝

上展望台へと続く道はスロープなので車椅子でも安心

1階

1階部分は大きなフェンスがあり、華厳ノ滝が見える部分は実質向かって右側の手すり部分だけである。滝は展望台よりも下にある事から、後ろの方では全く見えない。

また、正直な所ここからの眺めは「下展望台」と比べてしまうと迫力に掛ける部分があり、どうしてもお金を払いたくない人向けくらいに考えていたほうが良い。

華厳ノ滝

華厳ノ滝

B1階

先程の場所から階段を降るとB1階に行くことが出来る。眺めは1階とほぼ変わらないので写真は省くが、B1階のほうが滝側に迫り出しているので、若干近くなる。

華厳ノ滝

下展望台

下展望台には専用のエレベーターを使用して100m降下することで辿り着くことが出来る。有料ということもあり、上展望台と比較すると数十倍の迫力があり、水しぶきがミストとなり展望台に降り注いでいる。

下展望台の特徴は滝壺に近いところに建設されているので、滝を煽り気味に見ることができ、周りの岩は高くなるにつれて迫り出しているので、より迫力を感じることだろう。
写真で伝えるには無理があるので、実際に足を運んで自分の目で、感覚で感じてほしい。

華厳ノ滝

もう一つの特徴は、展望台にお土産売り場や、記念写真撮影の業者さんが常駐していることだ。更にお土産売り場は2箇所もあり、この狭い中で2箇所はスペースの無駄なのではないかと思うほどだ。

下展望台は3階構造になっており、面積としては上展望台とほぼ変わらない。紅葉シーズンになるとここも大混雑してしまう。

  • 華厳ノ滝エレベーター
  • 営業時間:8:00~17:00(3月1日~11月30日)
         9:00~16:30(12月1日~2月末日)
  • 利用料金:大人 550円(中学生以上)
         小人 330円
         幼児は無料
  • 高低差:100m
  • 所要時間:1分
  • 定員:30人ほど
  • 速度:105m/min
  • 積載:2000kg

エレベーターの詳細は以下で解説している

栃木県日光の「華厳ノ滝」の駐車場やアクセス、エレベーターについて

注意
下展望台は真夏でも15℃である。地上は暑くても、下は肌寒いので寒がりな人は上着を持っていったほうが良いだろう。

1階

エレベーターから降りて長い渡り廊下を歩いたら展望台の1階に到着する。1階が最も広く、下層に行くほど狭くなってしまう。
下展望台は滝を見上げるような角度のため、後ろの方にいても滝を見ることが出来る。

華厳ノ滝

上展望台よりは若干広いくらいだ

B1階

B1階はお土産売り場と記念写真撮影コーナーが設けられている。あまり広くなく、狭いスペースの中に記念写真撮影コーナがあるので、更に狭くなってしまっている。

華厳ノ滝

華厳ノ滝

華厳ノ滝

B3階

最下層は滝を最もダイナミックに見ることが出来る。しかし滝が見られるスペースが最も狭く、筆者が行った8月は常に混雑している状態だった。

華厳の滝

そして、展望台ではミスト状になった水しぶきを浴びることが出来る。まさに華厳ノ滝の天然シャワーといったところだ。夏の暑い日に来ると非常に気持ちい。とは言え真夏でも15℃であるため、下展望台に来るだけでとても涼しい。

華厳ノ滝

白く見えるのはミスト状になっている水しぶきだ

注意
ここでは水しぶきが絶え間なく飛んでくるので、写真を撮る時にカメラのレンズがすぐに濡れてしまう。カメラ等の精密機械の扱いは気をつけていただきたい。

B3階にもお土産売り場がある。筆者が思ったのはお土産売り場は1つで良いから、その分だけ滝を見る場所を拡張してほしかった。展望台よりも売り場のほうが広いと思うのは筆者だけだろうか。

華厳ノ滝

またB3階から見える崖の岩肌も相当な迫力がある。風化によって削り取られた荒々しい岩肌がむき出しになっている。更に、高くなるにつれ内側へと迫り出しているので圧迫感も感じるだろう。

華厳ノ滝の岩肌

明智平(ロープウェイ)

※「明智平ロープウェイ」については、個別に記事を書く予定だ。

明智平ロープウェイとは華厳ノ滝の敷地内ではなく、いろは坂を登っている最中にある展望台である
ロープウェイを使って展望台に行くことが出来る。ここの展望台の魅力は「華厳ノ滝」と「中禅寺湖」を一緒に見ることが出来る事だ。
また、とても高い場所にあるので視界に邪魔となる木々がなく、遠くから開けた景色を見ることが出来る。

筆者は見れなかったが、運が良いと華厳ノ滝に虹がかかっている瞬間も見れるそうだ。

明智平ロープウェイ

ドローンの空撮写真

せっかくなのでドローンを使用した空撮写真もオマケとして掲載しておく。普段は見ることが出来ない画角なので、この機会に空撮写真も楽しんでもらえたら嬉しい。

華厳ノ滝 空撮 ドローン

華厳ノ滝の滝壺にこれ以上近づく事は出来ない

華厳ノ滝 空撮 ドローン

周囲の細い滝は十二滝と言われている

華厳ノ滝 空撮 ドローン

まるで海外の映画で出てきそうだ

華厳ノ滝 ドローン 空猿

途中で涅槃の滝と合流する

華厳ノ滝 ドローン 空猿

縦パノラマ写真にしてみた

まとめ

展望台それぞれどう違うのか、見え方の違い等、お分かりいただけただろうか?
せっかく華厳ノ滝に来たのだから、エレベーターを使い下展望台での観光をおすすめする。
車で来た方は駐車場代金+エレベーター料金で1,000円オーバーしてしまうが、それ以上に見る価値はあるので出し惜しみせず、是非とも下展望台で見てほしい。

サクッとおさらい

展望台には「上展望台」と「下展望台」がある
・上展望台は無料、下展望台は有料
・上展望台は滝の全貌が見れない
・下展望台には有料エレベーターを使用し、徒歩ではいけない
・下展望台のほうが遥かに眺めがいい
・お金があるなら下展望台い行くべし

ご意見、ご感想お待ちしております。

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