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目次
あじさい祭りと水中華の注意点1つ!
水中華やあじさい祭りの詳細を書く前にとても大事な注意点があるので最初に伝えておく。
まず水中華が開催されるのは、あじさい祭りの最後のほうだ。つまり7月に入ってから開催される。
そしてあじさいは色づき始めから10日~15日で見頃になる。
見頃から約5日でピークを迎え、約10日間ほど維持する。ピークを過ぎても約1週間程は見頃だ。
気象も関係はするが、水中華が開催される期間はあじさいの見頃が終わる頃、又は既に終わっている場合がある。
ちなみに2022年は水中華が開催される7/1時点で見頃は終わり、枯れ始めているあじさいもあった。
特に2022年に関しては異例の早さで梅雨明けして猛暑日が続いたこともあったから仕方ないかもしれないが、そういう可能性もあるということも考慮して頂きたい。
もし、満開ピークのあじさいを見たいなら、6月中旬頃に来るべきであるという事を伝えておこう。
あじさい祭りについて
雨引観音では毎年の6月~7月、梅雨の時期に合わせてあじさい祭りを開催する。境内には5,000株ものあじさいが咲く。
あじさい祭りの詳細については公式ページを確認してもらいたいのだが、雨引観音の公式ページには詳細が殆ど掲載されていないので、Facebookを見ることをおすすめする。
あじさい祭り期間(2022年) | 2022/06/01 ~ 07/10 |
時間 | 開門から閉門まで(06:00~22:00) |
ライトアップ | 特別なライトアップは無し(水中華のライトアップは有り) |
ちなみにあじさい祭りと謳っているが、屋台が出たり特別行事が行われたりということは無い。あくまでいつもの日常の景観の中にあじさいが咲き誇るという意味であじさい祭りなのだろう。
正門から伸びる階段が美しい
第3駐車場の横にある正門から伸びる長い階段の両脇にはあじさいがたくさん咲き誇っている。あじさいを横目に階段を登ると手水舎がある。
この階段の中央付近でポートレート撮影している方が多くいるのだが、期間中は人が多いので自分ひとりだけという環境を作ることはほぼ出来ない。開門する6時頃に入る他ないと思われる。
手水舎(てみずや)がインスタ映えしている
神社にある手水舎を知っているだろうか?名前は知らずとも絶対目にしたことがあるはずだ。水がチョロチョロ出ており、柄杓で手や口を清める場所だ。
あじさい祭りの期間は、無骨な手水舎がインスタ映えする姿に変貌するのだ。どういうことかと言うと、水面にまんべんなくあじさいが敷き詰められているのだ。
夜の手水舎が幻想的
昼頃は明るくてあじさいの色が映えるのでそれはそれで綺麗なのだが、実は夜に来ると幻想的な手水舎に出会える。
あじさいの下にはなんとブルーのライトが仕掛けてあって、ライトアップされるのだ。
夜に来ると、昼間ほど混んでは居ないので比較的ゆっくり撮影出来る。また夜になると手水舎で清めていく人はあまり居ないように見受けられた。
どちらかと言うと私みたいなカメラ小僧が多い。譲り合って撮影してくださいね。
水中華について
雨引観音の目玉コンテンツとして毎年あじさい祭りの終盤、約10日間前後で池に大量のあじさいを浮かべる催し「水中華」を開催するのだ。
2022年は7/01 ~ 10までの開催となる。
また水中華は開催期間中の17~21時でライトアップが行われる。
昼と夜、違った顔が見れるので時間がある方は両方見ていくといいだろう。
インスタ映えというワードが似合う景観で、この水中華を見ようと全国から多くの観光客が訪れる。
境内は非常に込み合うことになるので、水中華の写真を撮影するとなると中々順番が回ってこなかったりもする。
水中華のあじさいはもちろんの事、池にはアヒルさんも泳いでいるのであじさいと絡めて撮影するとかなり映えるぞ!
この項では水中華を見る時、撮影する時に知っていたほうが良い情報を書いていく。
水中華の開催期間は短いので注意!
雨引観音での水中華開催期間は毎年異なるが、例年と同じであれば開催期間は約10日間前後となる。
あじさいと水中華を同時に見たいのであれば、しっかりと事前に情報を調べて水中華が開催される日にちを確認しておくことだ。
開催期間が短い理由は分からないが、筆者が考えるに池に受けべているあじさい達は毎日入れ替えているとのことなので、あじさい消費量が大変な量になるからではないか?と思っている。
水中華は2箇所のみ
雨引観音にある水中華は2箇所の池に浮かべられている。お互いの池はとても近い。
それが故に、池の周りには多くの観光客でごった返しているので、人気の画角で花を撮影するには順番待ちをしなくてはならない場合もある。
1つ目の池
では正門から階段を上がって最初に見れる池の水中華から紹介していこう。
このあじさいの上にはアヒルやカモ乗ったり歩いたりもするのでその瞬間を狙えば他の人とは少し違った写真になるだろう。
小さい池にはハート型にかたどられたあじさいが浮いている。ハート型とは、、分かっているではないか!ハートはインスタ映えするのよ。
一方の池と比べたら小さいのと、撮影場所も狭いので同じ場所にずっといると迷惑客になってしまうので注意。
ハート型のあじさいの隣にはポツンと小さいあじさい達がある。これはというとターンテーブルになっており、周りにある花びらがグルグル回る仕様となっている。
2つ目の池
上の池の隣に大きい池があり、そこがメイン?の水中華だと思われる。日によって浮かべているあじさいの色の配置が変わったりもする。
筆者が行った時は写真で見て左上にひまわりの花が浮かべてあった。
ここにもアヒル達がいるので運が良ければ羽を広げている瞬間が撮影できるかもしれない。
どちらかと言うと、こっちの方が迫力があるので人が多いよいうに見受けられた。
また裏に回って撮影できないので撮影スペースhより一層狭くなってしまう。
上の写真は土曜日のお昼頃に撮影した。混み具合がわかるだろう。
つまり何が言いたいかと言うと、周りの目線を気にしない、ベストポジションにずっと居座っているカメラマンがいることがある。そういうチャンスを逃さないためには出来るだけ朝早く、平日にずらす等も考えてみるといい。
アヒルさん、カモさん、鯉さん、を構図に入れよ!
池にはアヒルさん、カモさん、鯉さんが優雅に泳いている。彼らとあじさいを構図に入れた写真を撮影するとそれはインスタ映えとなるのだ。
色鮮やかなあじさいん上で眠るカモさんを見ているとこっちも幸せな気持ちになるのは間違いない。多くの人に囲まれて写真を撮られているカモさん…可愛すぎですよ。
このアヒルさんのキューティーなプリケツを見よ。まるで俺の屍を越えてゆけとでも訴えてそうなオーラを感じる。
筆者が行った時は白いアヒルさんは1羽しかいなかった。3年前に行った時はもっと居たのでどこかで眠っている似かもしれない。
筆者のベストショットはこれである。縦構図になってしまうが、あじさい、鯉、カモが入った贅沢な1枚になったと思う。
カメラマンなら気づくかもしれないが、この写真の鯉と池を見て透明度が凄いと思わないだろうか?
実際なら空が反射して水面は白くなりがちなのだが、この時はPLフィルターという反射を軽減するアイテムを使用して撮影した。
池撮影には必須アイテムなので下のリンクから詳細を見てみよう。
カメラのレンズは望遠系があったほうが良い!
アヒル達を撮影する時には標準レンズではなく望遠系のレンズがあったほうがいいと痛感した。
筆者はAPS-Cの55mmレンズしか持っていかなかったので後悔した。
別に被写体との距離は遠くはないのだが、気持ちいい画角を作るには標準レンズでは物足りなくなるには明らかなので、これを見た人は望遠レンズを持っていくことを強く勧める!
水中華のライトアップについて
期間中の17~21時の間はライトアップが開催される。この項ではライトアップについての注意点と撮影について書いていく。
ちなみに「雨引観音の水中華のライトアップ」とはあくまでも水中華のみにフォーカスした特別なライトアップであって、境内全体が祭りに合わせてライトアップされるといいわけではないので勘違いしないように。
19時頃じゃないとライトアップ感がないかも
1年で最も日が長い夏至が6月にあるのは知っていると思うが、水中華を見れる期間はまさに夏至が過ぎて直ぐなのだ。
つまり、17時からライトアップとはいっても空は普通に明るい。全然明るい。めっちゃ明るい。昼と同じだ。
あたりが暗くなってライトアップの効果が見え始めてきたな〜と思うのは19:15以降くらいのことだった。
なので17時からライトアップだ!早く行かなくちゃなんて思わなくても大丈夫で19時頃に到着するくらいが丁度いいのだ。
光源の強いライトアップであるということ
これは筆者が思うことなのだが、ライトアップに使われる光源が強いと感じた。
昼の時間帯は鮮やかに発色していたあじさいも夜になると所々枯れ始めたり、元気がなくなったり、花びらが散ってしまっていたりと、昼間とは少し違うように見えた。
そして最も気になることは光源が強すぎるあまりに、
- あじさいの陰影が強く出すぎている
- コントラストが強くなりすぎている
- 色付き照明もあるので、あじさいの色階調が失われ照明に上書きされている
以上が筆者が気になったことだ。特に照明に強い色が乗っているのは気になる。上の写真を見ればわかるが、青い照明のせいであじさい全ての色が同じになっている。
つまり画像データ上、色飽和が発生してしまったのだ。
編集することを前提に撮影しよう
先程見せた写真は無加工の写真データである。さすがにここまで光源が強いとなると、編集をする前提で撮影をしなければならない。無加工だとインスタ映えとは程遠い写真になってしまう。
この写真も下に強い光源があるので黄色が白飛びしかけているが、これでも編集で限界まで調整したものだ。
様々な色にライトアップする仕組み
ライトアップは時間経過とともに様々な色に変化していく仕組みだ。
ライトアップ終了後のあじさい
ライトアップは21時で終了する。境内は22時に閉門し、全ての照明が落ちる。
つまり約1時間はライトアップされていない夜のあじさいを撮影できるのだ。
ここでまた重要な事を伝えておく!カメラマンで来ているなら、ライトアップ後もまだ残って撮影するのだ!
ライトアップされていないあじさいが美しいと意外にも知られていないのか、土曜日の21頃には残っている人は数えられるほどになる。
そして21:30頃になると管理者?の人に「残っているのは貴方だけなので独り占めできますね!」とも言われた。
そう、誰も居ないのだ。この絶景を独り占め、三脚をどこに立てようが邪魔されることもなく心置きなく撮影に没頭できるのが21~22までの奇跡の60分間だ。
ライトアップ終了後は三脚は必須
あじさいに当たっていた照明が消えると、あじさい達は一気に色を失って黒くなる。しかしそれは人間の目で見ただけで、カメラは鮮やかなあじさい達の真実を映し出す。
そして当たり前だが、21~22時の撮影に関しては三脚は必須アイテムなので絶対に持っていくこと。感度を上げて撮影してもいいが、カメラマンならそんな事はしない。三脚を立てられる環境の場合は三脚を立てて撮影するほうが絶対にいい。
夜になると花びらが散る
朝、昼はあじさいたちの活きが良いのだが、夜になるにつれて花もくたびれてくる。中には枯れ始めたり、花びらが散っていく場合もある。
上の写真は21時以降に撮影した写真だが、見ての通りあじさいが水に浸りすぎてくたびれているのがある。
また、中には茶色に枯れているのもある。
これも同じ時間帯に撮影した写真だ。もとはひまわりがあったのだが、完全に分解してしまって最早原型すらない。
オマケ
雨引観音に向かう坂道の途中で、名のない映えスポットを見つけたのでオマケ程度で紹介しておく。
それは第5駐車場なのだが、あまりにも遠いのでここに駐車して雨引観音に行く人はかなり少ない。
石段が壊れかけているのだが、逆にそれが良いと言うか、侘び寂び〜というか、ココで傘をさして着物を羽織り写真撮影したらかなりいいと思う。
まとめ
以上が雨引観音の詳細記事だ。今回は水中華というイベントにフォーカスしたが、期間中のあじさいのピークは6月中旬〜下旬なので水中華を待たずして行く事をおすすめする。
水中華を待っていたら2022年のように早く梅雨明けして見頃を逃してしまいかねない。
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