夏の風物詩「花火」。花火を見ることは夏を感じるための最も有効な手段である。
大きな花火大会だけでなく、家族や友達、一人でも花火で遊ぶことで自然と気持ちが夏になる。
さて、今回は大きな花火大会の記事になる。
長野県の諏訪湖にて開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」である。
当花火大会の日時や交通事情などは別の記事にしたのでそちらを見てほしい。
【2021】諏訪湖祭湖上花火大会の日程・交通事情や駐車場の詳細
当記事では穴場スポットと言われている「立石公園」で、花火を撮影するカメラマンのために有益な記事になるだろう。
筆者はいくつかの穴場スポットと言われている場所に行ったことがあるが、最終的に行き着いたのが定番の「立石公園」だったというわけである。
目次
花火の見どころ
まず最初に花火大会の見どころなどを紹介する。
当花火大会のプログラムは2部構成になっている。よって、前半と後半で違った花火を楽しむことが可能だ。
有名な「水上スターマイン」「大ナイアガラ瀑布」は第二部で執り行われる。
第一部 「夜空に轟く音と光の芸術」
第一部は競技花火と言われ、県内外による花火師たちが競い合う形となる。
第二部 「美を求めて限りなき挑戦」
第二部は諏訪湖の広大な地形、湖という特性を存分に活かした花火が打ち上がる。
全国的に有名な「水上スターマイン」「大ナイアガラ瀑布」は第二部の最後に打ち上がる。従って、「混雑する前に帰ろう」という人は見れない可能性があるので注意が必要である。
いくつかのプログラムがあるが筆者が面白そうだな、と思った中に「宇宙戦艦ヤマト」という名のプログラムがあった。実際に宇宙戦艦ヤマトのシルエットが浮かび上がるのかは定かではないが、筆者も見てみたい。
水上スターマイン
大ナイアガラ瀑布
穴場スポット「立石公園」
やっと本題の「立石公園」の話題に入ったのだが、かつてここ立石公園は地元民の知る人ぞ知る穴場スポットであった。しかし観光サイトやSNSが普及し次第に拡散されていき、今では穴場スポットと言うにはあまりにも有名な場所になってしまった。
しかし穴場スポットというだけにここから見る花火は非常に豪華に思える。
というのも、ここは諏訪湖を一望でき、諏訪市街を眼下に収め、花火の全貌を見ることが可能だからだ。写真に収める意味でも非常に豪華である。
最近でいうと、フォトジェニックやインスタ映えする場所である。
ただ、ここ立石公園は非常に有名な””穴場スポット””ではあるが、立地的に好ましくない場所に建てられているため多くの注意事項がある。
ここでは主にカメラマンとして撮影することを想定して注意事項などを書いていく。
立石公園へのアクセス
立石公園は小高い丘に立地しているため、基本的には車で行く。
徒歩でも行けるが時間がかかる上に、夏なので登り切る頃には汗だくになっていることだろう。
花火当日は立石公園に続く道は登りのみの一方通行になる。
従って、立石公園に行く場合は諏訪湖側から車で登っていくしかない。車山高原の方から下ることは出来ない。
また、ここにはトイレはあるが臨時トイレは設置されないため非常に混雑してしまう。
特に女性トイレは長い行列ができる。
近くにコンビニなどはないので食料は買ってから行こう
徒歩で下る場合
立石公園に車で行き、駐車場を確保して花火が終わるまで移動させたくない場合は、徒歩で諏訪市内を散策するのもいいだろう。
というのも以下の記事を読めば分かるが、駐車場を確保する場合はほぼ前日入りしないと確保できないからだ。そうなれば中空きの時間がたっぷりあるうえ、お風呂など入らなくてはならなくなる。そうした場合は徒歩で諏訪市内に下ることになる。
【超重要】場所取りは前日の正午12:00に開放
いい写真を撮影するためにはいい場所から、という言葉が花火撮影にはぴったりだ。
ここ、立石公園はカメラマンには絶好の場所であるため、当日は三脚だらけの公園になってしまう。
そこで諏訪市は対策に乗り出した、のかどうかは定かではないが
公園内に三脚を据えるのは前日の正午12:00以降
というルールにしたらしい。従ってそれまでは公園内に入ることは出来るが、職員が巡回しており絶対に公園内に三脚を据えることはできない。
あくまでも花火用の三脚を置いておくことが出来ないだけであって、それ以外なら置くことは可能である。
三脚ポジションを確保するまでのおおまかな流れは以下である。
- 花火前日の午前11:30時頃に職員からアナウンスが入り、公園内にいる人が一旦退出させられる。
- そのあと正午12時に立石公園の階段手前でアナウンスと共に公園が一斉開放される
- その瞬間カメラマンたちが一斉に走り出し三脚ポジションを確保しにいく
という流れだ。ここはカメラマンたちの醜い戦いの場である。そしてここでモノを言うのが足腰の強さであった。
多くのの下り階段があり、その階段を下ってやっとベストポジションにたどり着ける。
私は当時まだ若かったので猛スピードで二段抜かしで階段を駆け抜けていったので一番良い場所を取ることが出来た。
画像を用意したので確認していただきたい。
最も写真がきれいに撮れるピンポイントは、階段を降りた真っすぐから少し右の間だ。左にずれてしまうと若干木がかぶってしまう。
真ん中に看板があるのでここより左側には行かないように走っていく。
駐車場は極わずかしかない
ここの駐車場は約30台しかない。更に前日の昼ごろには満車になってしまう。また、主に車中泊する車などが停まるため、花火が終わるまで駐車場が開くことはほぼないと思っていたほうがいい。
ではどうするのか?というと実際の話、路上駐車する他ないわけである。
本来ならば路上駐車は禁止なのだが、当日は公園付近にあまりにも多くの車が路上駐車するので警察も取り締まれないかもしれない。
しかしその中で暗黙の了解?があると思われる。
下記の画像を見てほしい。
基本的にメイン駐車場には前日入りしない限り駐車できない考えてほしい。また画像を見れば分かるが、ギュウギュウ詰めになっているので一度入れたら車を出したくても出せないわけだ。
黄色で囲っている部分から登っていくように片側に路上駐車をしている。
ここは登りだけの一方通行になるので、片側があいていれば問題ないわけである。
ただ注意として、立石公園入り口より下は全面路上駐車禁止エリアになっているようだった。
つまり路上駐車するならば立石公園より上側のみということになる。
ここを始点に約1km以上も路上駐車の列が続く。
車中泊で行くのが無難
以上を見てわかってもらったとは思うが、ベストポジションで撮影する場合はここで車中泊をするのがベストである。筆者も車中泊にした。
路上駐車で車中泊なんて、と思われるかもしれないが実際に数百台という車で一晩を路上駐車されている。つまりここで車中泊しているというわけだ。当日は警察も立石公園付近をパトカーで巡回にしにくるが、路上駐車に関しては触れない。
お風呂は片倉館に決まり
車中泊の場合はお風呂をどうするかが課題である。
そこで筆者がおすすめする温泉として「片倉館」がある。
ここは「千人風呂」という有名な天然温泉があり、かなり有名でもある。
おすすめの理由として、立石公園から徒歩で最もアクセスしやすい温泉であるからだ。
もちろん徒歩なので時間は結構かかってしまうが、それはどこに行っても同じなので仕方ない。
名称 | |
住所 | 〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り4-1-9 |
料金 | 大人650円、小人450円(3才以上小学生まで) |
営業時間 | 10時~21時(受付は20時30分まで) |
食堂 | 食堂オーダー時間 10:45~17:00 |
※花火当日は料金、時間等変更する可能性あり |
立石公園から撮影した写真
最後に筆者が立石公園から撮影した写真を比較明合成で数枚見せよう。かなり編集しているので嘘っぽいと思われるかもしれないが目をつむってもらいたい。
1枚目
2枚目
3枚目
4枚目
まとめ
以上、立石公園で撮影する際に気を付けるべきことを綴った。
諏訪湖祭湖上花火大会は非常に美しい花火が見れるのでぜひ訪れてほしい。
そしてここ、立石公園でぜひ見てほしい。
カメラマンのために簡単にまとめると
- 大会は2部構成
- スターマインやナイアガラは2部で執り行う
- 1部は競技花火といい、花火職人による競い合い
- 2部は諏訪湖の地形を活かした花火打ち上げ
- 穴場スポットは結局、立石公園
- 大会当日は立石公園に行く道は上りのみの一方通行
- 三脚は前日の正午12時前においてならない
- 駐車場は前日には車中泊組で満車になる
- 従って路上駐車せざるを得ない
しっかり注意点を理解した上で向かってほしい。
また、実際には小さな変更点など、今年から変わった、などあるかもしれないので臨機応変に対応していただきたい。
【2021】諏訪湖祭湖上花火大会の日程・交通事情や駐車場の詳細
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