紅葉の時期、皆様いかがお過ごしだろうか。紅葉はテレビやネットで見れれば良いという方、いや実際に自分の目で見るのが一番!という方、そもそも興味ない方、様々な人がいる。
今回紹介する紅葉スポットは、おそらく誰もが来てよかったと思えるような最高の眺めなスポットを紹介していく。
それは長野県と群馬県の県境に位置する絶景で有名な道、「志賀草津高原ルート」の道中に存在している。
それは外にある長いエスカレーターに乗り、そしてリフトに乗って到達できる山の頂。
それは紅葉の時期に燃える山々を見せてくれる、そんな場所。
それは「横手山ビューテラス」と言い、来る者たちに感動を与え続けている。
横手山ビューテラスに行くためのルートは3種類ある、今回は王道ルートのスカイレーターを乗って行く方法で記事を書いていく。
登山、又は渋峠ロマンスリフトの詳細は記事には書かなのと、冬の横手山についてもこの記事では書かないので注意。
2022年のスカイレーターは既に冬季期間に入り営業をしていません。この記事は2023年用です。
この近くにある一緒に行きたいおすすめの絶景スポットはこちら
長野県と群馬県の山々を縫うように引かれている観光道路がある。通称「志賀草津高原ルート」と呼ばれ親しまれている。
近くには「国道最高地点」があり、春には「雪の回廊」という数メートルもの雪の壁の中を走行することができるスポットもある。
見れる景色もまさに絶景そのもので、筆者が走った道の中でもベスト3にランクインしているほどの美しさ、絶景さを誇る見落ちである。
そして道のちょうど頂点付近に今回紹介する横手山がある。横手山は東部が群馬県、西部が長野県ということになっている。
横手山に行くにはスカイレーターという移動手段を使う。スカイレーターとは何だ?と思うかもしれないが、単純にエスカレーターのことだ。
ただ普通のエスカレーターではなく、野ざらし状態で一方通行のみ、そして等間隔に立ってはいけない。混雑する時は30分くらいのスカイレーター行列が出来るという、何ともう〜〜んな移動手段なのだ笑
ただ、理由は後述するがスカイレーターから山頂に行くことをおすすめする!
山頂には宿泊施設の「横手山ヒュッテ」があり、館内には宿泊者以外でも入ることができる他、日本一標高の高いパン屋さんがあることで有名である。
また、リフト施設の2階にはおしゃれカフェ「クランペットカフェ」があり、独占テラスが2箇所設置されている。後述するがそこからの眺めもとても絶景なのでぜひ見ていただきたい。
必読→ | この欄は横手山の山頂の施設情報であり、 ここに来るには登山、リフトでしか来ることは出来ない 宿泊施設でもあるため詳しくはHPを参考 |
名称 | 横手山頂ヒュッテ |
住所(スカイレーター) | 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149−17 |
営業時間 | 9:00 ~ 16:00 |
駐車場 | 無し(麓にリフト施設があるのでそこに駐車) |
施設料金 | 特になし(頂上に来るためにはリフト料金が必要) |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | あり(営業時間内のみ) |
飲食事情 | あり |
電話番号 | 0269342600 |
公式ページ | 横手山頂ヒュッテ |
オススメシーズン | 秋 |
まずアクセスについて最初に知っていただきたいことは、横手山の山頂に行くのにマイカーで行くことは出来ない。
地図で見ると山頂には駐車場も道もしっかり整備されているのが見受けらるが、この道は「横手山頂ヒュッテ」の私道であるため、宿泊者以外の人はこの道を利用することは不可能であるということ。
身体の不自由な方等の身体的障害がある方は「横手山頂ヒュッテ」に連絡をすると私道を使わせてもらえる。
山頂にはリフトに乗らなくては行けないので、身体的に車でしか行けない方への配慮である。
また、後述する「渋峠駐車場」から山頂(パン屋さん)までは送迎バスが出ているとの事だが、コロナ等の影響で現在運行しているかは現時点で不明なので、気になる方は横手山頂ヒュッテまで電話してみるといい。
〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏
※この住所と地図はあくまで横手山の住所であって、
車で行く場合の詳細は下の「駐車場」項目に記述する
横手山の絶景とアクセスについて簡単に説明をすると、
というような流れになる。今回はスカイレーターを使用する場合のアクセスについて解説する。
その理由として、スカイレーターを利用した場合は行き帰りとも+αの絶景を堪能できるからである。
ちなみにリフトは2箇所あるが、それぞれ遠いわけでもなく車で3分程で2kmも無いのでとても近いのだ。
横手山は西側(長野県側)の眺めのほうが見晴らしがいいので、西側にあるスカイレーターを利用するほうがいい。
また名称が似ていて分かりにくいと思うので、紹介する施設の一覧の早見表を作ったので参考にしていただきたい。
尚、渋峠ホテルという名称だが宿泊者以外でもカフェやトイレを利用することが可能である。
山頂に行くための手段を利用するにあたって車をどこに停めればいいのか?ということだが、基本的に2箇所の駐車場がある。
スカイレーターに乗るためには西側の「横手山ドライブイン」に。逆に渋峠ロマンスリフトから頂上に行くには東側の駐車場に停めることになる。
スカイレーターは西側にあり24時間開放の無料の駐車場ももちろんある。ここは「横手山ドライブイン」というレストハウスが併設されているので、トイレやレストランもあり空腹等はここで済ますことが可能である。
駐車場は広く見えるが、紅葉シーズンになると混雑し停められないこともしばしばある。
紅葉シーズンに行く場合はお昼どきを避けたほうがいいだろう。
名称 | 横手山ドライブイン |
住所 | 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149 |
営業時間 | 売店8:40~16:15、レストラン8:40(食事は9:10頃)~15:50(L.O.15:30) |
営業期間 | 4/22~10/30 ※2022年の情報 |
駐車場 | 無料有り |
駐車場利用可能時間 | 24時間 |
施設料金 | 無料 |
定休日 | なし |
トイレ設備 | 有り |
飲食事情 | 有り |
電話番号 | 0269342338 |
公式ページ | 横手山ドライブイン公式サイト |
オススメシーズン | 個人的には紅葉シーズン |
また横手山ドライブインについてだが、営業時間外になると併設されているトイレも使用できなくなるので、夜間ここへ来たとしても用を足す方法が無いので注意してほしい。
ちなみに余談だが、運が良ければここの駐車場から美しい雲海を見ることが出来る。ここの雲海は夕方〜朝方までしか見れない。
スカイレーター目的であれば通常夕方までいることは無いので、人も少なく静かに絶景を味わえることが出来る。
雲海に関してはこちらの記事でも触れている
次に紹介するのは東側から山頂に行くのに使う「渋峠ロマンスリフト」の駐車場である。
こちらの駐車場も無料で24時間開放されている。横手山ドライブインより少し狭い。
下の写真の奥に見える建物が「渋峠ホテル」である。ホテルとはいえ宿泊者以外の人でもトイレやカフェを利用することが可能だ。
面白いことにこのホテルの中央で群馬県と長野県をまたぐように建てられている。
名称 | 渋峠ホテル |
住所 | 長野県下高井郡山ノ内町平穏 |
営業時間 | 10:00 ~ 15:00 |
営業期間 | 情報無し |
駐車場 | 無料あり |
駐車場の利用可能時間 | 24時間 |
施設料金 | 無し |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | 有り(営業時間内のみ) |
飲食事情 | 有り |
電話番号 | 0269-34-2606 |
公式ページ | 渋峠ホテル |
オススメシーズン | 個人的には紅葉シーズン |
また、登山で行く人はロマンスリフト側から登るので、車はこちらに停めるといいだろう。
では西側の横手山ドライブインから山頂に行く方法を具体的に解説していく。
スカイレーターは全長200mの動く歩道(エスカレーターみたいなもの)で、動く歩道としては日本最高地点なのだという。
西側から山頂に行くにはこのスカイレーターに乗って、更に中間地点でリフトに乗り換える必要がある。
このエスカレーターは有料であるということと、時間外には利用することが出来ない、係員の案内なくして乗ることが出来ない、駅とかに設置されているエスカレーターとは似て非なるものであるのだ。
名称 | 横手山スカイレーター |
営業時間 | 8:30 ~ 16:00(最終15:20) |
営業期間 | 6月上旬 ~ 10月下旬 |
料金 | 大人1,800円 子供1,500円 |
備考 | チケットは「スカイレーター ![]() ![]() |
秋の紅葉最盛期になると、スカイレーターはとても混雑する。約8:30頃からスカイレーター前のチケット売り場が開店するのだが、既に何人かの人は開店待ちをしている状況だ。
先程も述べたがスカイレーターの特徴として上る人、下る人の両方をこの一本のスカイレーターで賄っている。
上がる時と下る時、それぞれでベルトの動きを切り替えているのだ。また、ベルトに乗っている時は決して歩いてはならず、皆がその場所で静止して到着するのを待つ。
故に結構時間がかかってしまう。つまりお昼頃の混雑する時間に来てしまうと、行き来の行列が出来ていたりして待ち時間30分とかも普通にあるのでそこだけは覚悟して行ってほしい。
スカイレーターを上りきったら、次にスカイリフトに乗り継いで山頂まで行くのだ。スカイリフトの乗車時間は約5分程なのですぐに到着する。
もちろん、料金は1,800円の込み込みなので別途支払う必要は無いので安心してほしい。
筆者が渋峠ロマンスリフトではなく、スカイレーター側から行くといいよ!と言った理由はこのスカイリフトからの眺めが超絶景だからである。
スカイリフトからの眺めが良いのは行きではなくて、帰りの下るときである。眼下に広大な景色が広がる。
筆者はこっちのリフトには乗っていないのでその点についての感想は言えないが、ざっと軽く紹介だけはしておこう。
渋峠ロマンスリフトは横手山の東側(群馬県側)に位置している。近くには渋峠ホテルもある。
渋峠ロマンスリフトの特徴としては、横手山の山頂までを1本で行くことが可能ということ。スカイレーターの場合は乗り継ぎが発生することや、スカイレーターの待ち時間が異常に長かったりするがこちらはそいういう心配は不要である。
また横手山の特徴として、西側は切り立っているのだが東側は緩やかな傾斜である。東側にあるロマンスリフトはなだらかな傾斜を長い距離で登っていく。
名称 | 渋峠ロマンスリフト |
営業時間 | 8:45~16:00 |
営業期間 | 現在調査中 春と秋に2週間ほど運行しない日があるのと、冬はスキー用で稼働する |
料金 | ・往復 大人1,800円 子供1,500円 ・片道 大人1,200円 子供1,000円※ ・スーパーダブル往復券 大人2,300円 子供2,000円 |
備考 | ※ロマンスリフト側からスカイレーターまで降りて また戻ってこられるプランです。2023年の販売は不明。 |
山頂にリフトを使わずに行きたい場合は、登山をして登るという選択肢もある。
リフトの往復券で1,800円を使うのがもったいない!と思っている人にはおすすめだ。
どこから登るというのかというと、「渋峠ロマンスリフト」のすぐ脇に山道がある。ここを登っていくと約30分程で山頂に到着する。
横手山の山頂には何があるのか?
一つは絶景スポットだ。その絶景スポットは観光地化されているスポットなので未舗装だったり、山道の途中という曖昧な場所ではない。
そして、横手山頂ヒュッテという宿泊施設、日本一標高の高いパン屋さん、カフェが建っている。
山頂とはいえ、結構平たい敷地がたくさんあって芝生もあるにで、ピクニックにも最適だ。その場合は30分の登山で来たほうがより気持ちいい気分になるだろう。
さすがに、山頂ともなると気温は結構下がるので薄着で来てはいけない。
駐車場の気温と山頂の気温は差があること、そして何より風が強い時が多く体感温度もかなり下がるのでそこは注意をしていただきたい。
山頂にもなるとトイレはちゃんとあるのか?と心配になる人も多くいるだろう。特に女性の方はそう思うはずだ。
その点については安心してほしい。リフト施設の中に無料で使える、きれいなトイレが存在している。
横手山頂ヒュッテにもトイレはあるので、その点に関しては特に心配はいらないだろう。
さぁここからが本題である。横手山の山頂からの眺めがびっくりするほどの絶景なのだ。
下の写真はビューテラスから撮影したものだが、空から見下ろしているような、そんな写真が撮影できるのだ。
それは横手山の西側が切り立っているからこそであり、視界を遮るものががないからこのように天空眺望が可能なのである。
まずスカイリフトで山頂に上りきった施設、その施設自体が絶景を見れる展望台にもなっている。
2階には「クランペットカフェ」という軽食が出来る施設もある。それぞれ詳しく紹介していこう。
横手山の紅葉はいつ頃がピークなのか。もちろんその年によって変動はある。
紅葉のピークタイミング(2022年を例に):10月8日 ~ 14日前後
そして注意することは横手山の山頂の紅葉ピーク、下の温泉街の紅葉ピークは標高が違うのでピークは少しずれるということを頭に入れておいてほしい。
横手山の山頂が紅葉ピークの時に、外界を見下ろしてもまだ色づいていない景色になってしまう可能性がある。
ポイントは横手山の紅葉ピークが過ぎる時くらいが丁度いい。
手前のホテル街は色づいているが、奥側はまだ緑が目立つ。
リフト施設の2階部分に展望テラスがある。ここから西側を覗くと長野県の街を遠くに見渡すことが出来る。
紅葉の時期だと針葉樹の緑と相まって美しい絶景を拝むことが出来る。
もちろん美しい景色を見るためにはまず、晴天であるということが条件に挙げられる。
そしてもう一つはガスが無いということが重要である。
ここは山頂なので下から上がってきたガスが覆ってしまい視界ゼロがよくある。これは天気予報で晴れマークだったとしても普通に発生する現象なので我々にはどうしよう出来ないのだが、少なくとも曇りの時は期待はあまり出来ない。
この近くにある一緒に行きたいおすすめの絶景スポットはこちら
リフトのすぐ横にあるウッドデッキで出来た展望台が「横手山 2307満天ビューテラス」である。
ここから撮影できる景色が一番絶景なのである。
誰でも簡単に絶景が撮影できるおすすめのスポットなので絶対に立ち寄って欲しい。
上の写真で白丸で囲んだ所から撮影できる写真とても絶景なのだ。しかも誰でも同じで構図で撮影できるのが嬉しい所。
いかがだろうか?まさに空から見た景色そのものであろう。筆者もこんな絶景を見れるとは思っていなかったので、1,800円でリフト使った甲斐があったものだ。
実際に自分の目で見ればこの感動を味わえるのだが、文章と写真では全てが伝わらないのが悲しい。
そして筆者が最もアツかったのが、ここクランペットカフェからに大絶景である。
クランペットカフェはリフト施設の2階部分にあり、軽食やコーヒーが頂ける。秋の横手山はとても寒いので、冷えた身体にヒーコーはとてもありがたい。
クランペットカフェの素敵なところはかっちりタイプの席ではなく、家具のように置かれたソファやテーブルに自由に座ってくつろげるということだ。
また、写真の右奥に見える薪ストーブがとっても暖かく、その前で飲むコーヒーはこれまた格別であった。
そして、このクランペットカフェには絶景独占スペースが存在する。
それは、店内の奥側に行くと2箇所に外へ続く階段があることがわかる。
最初は特別席で別料金なのかな?と思って躊躇していたのだが、誰もいない時にコーヒーを注文したら店員さんに「宜しければそこの外の席でどうぞ〜」と案内された。
別料金というわけでもないので、自由に利用することが出来るようであった。
そして案内されるがままに階段を登ったその先には、信じられない光景が広がっていた。
それは絶景を独り占めできる最強の空間、誰にも邪魔をされず時を経つのも忘れ、都会の喧騒など忘却の彼方であった。
中で薪ストーブを前に飲むコーヒー最高なんて思っていたが、それ以上の感動がここにはあるのだ。
この絶景を見れる独占席は合計で4人まで入ることが出来る。そして同じ作りのテラスが2箇所あるが、混んでいる時はなかなかんこの席は空かないので、店内で空くのをずっと狙っておかないと誰かにすぐにとられてしまう。
筆者の時は奇跡的に誰もいなくなって簡単に入ることが出来たが、通常は人気の席だよ!という認識でいたほうがいいだろう。
テラスから下を覗くと色づいた木々がキレイに見える。普通の山々と違い、木々が密集していなくて草だけの部分があることにより一層美しく見えるのかもしれない。
横手山の山頂には宿泊施設があり、横手山頂ヒュッテという。宿泊施設とは書いたが、施設の中には日本1標高の高いパン屋さん「雲の上のパン屋さん」がお店を構えている。
この施設自体は絶景が見れるというわけではないが、中にパン屋さん含め食事を提供しているので、お昼ごろに行ってしまうとランチをするために登った人達で大混雑をする。
ヒュッテ内にあるレストラン(パン屋さん)の営業時間は9:30 ~ 14:00までなのと、パンは人気なので早めに行かないと売り切れてしまうのでパンが目当ての人はギリギリに着いてはいけない。
そもそも2,300mという標高でパンを焼くという事は気圧の関係で難しく平地よりも時間がかかってしまう。
試行錯誤の末にきめ細かいふっくらしたパンを作ることに成功したという。
パン屋さんおすすめのメニューにあった「きのこスープとパン」を注文した。
ふんわりしっとりとしたプレーンなパンと、きのこのグラタンスープにパンをひたして食べる。
お腹空いていたのもあってか3分程で完食してしまった。素朴でとても暖かみのある味でほっこりするのであった、まる!
スカイレーター、横手山は結構山奥にあるのでドライビングに不慣れな方は割と敬遠しがちかもしれない。
しかしその先には絶景が待っているので、紅葉の時期に一度は訪れていただきたい。
また、横手山は決して紅葉シーズンだけがいいというわけでもなく、新緑の春から夏にかけても絶景を拝むことが出来る他、冬には豪雪によるスキーを楽しむことが出来る。1年を通して訪れても楽しめるエリアとなっている。
]]>山梨県の秋は忙しい。ん?何が忙しいのかって?
もちろん紅葉狩りである。山梨県は数多くの紅葉名所が存在する。1ヶ月間ずっと山梨県に滞在して順に巡りたいほどだ。
中でも、富士山が見える富士五湖周辺は「富士山」×「紅葉」を狙いに週末以外でも多くの観光客が訪れる。ツアーバス、外国人も多く来ており、秋のレギュラーシーズンは一層の賑わいを見せる。
さて、紅葉と富士山を一緒に見える絶景スポットをお探しの貴方にとっておきの情報を提供しよう。
今回紹介する絶景スポットは「紅葉台」という、名前からわかる通り紅葉の景観が美しい場所だ。
しかし、紅葉台に行くには少しの山登りをしなくてはならなくなる、紅葉台のアクセス、駐車場、おすすめの時期や時間帯を詳しく解説していく。
紅葉ピークの「紅葉台」は誰が撮影しても絶景になる。しかし行く時間帯や空気のかすみ状態によっては、想像している写真が撮影出来ない場合がある。
この記事を読んで少しでも絶景に巡り会える確率を上げるための知識を知っていってほしい。
さて紅葉台とは何か、それは山梨県の小高い山の上、1163mの高さに位置する360度の大パノラマが見れる有料の展望台のこと。
そして紅葉真っ最中の眺望は息を呑む程、震え上がる程に美しいのだ。
筆者が今まで見てきた富士山の感動レベルを軽々しく超えてくるほどに圧巻の風景がそこに広がっているのだ。
具体的に言うと、富士山のなめらかな斜面をくまなく眺望出来、なおかつ遮るものが目の前にないためダイナミックな景色が見れる。
そこに紅葉が加わると、空の青、富士の白、紅葉の赤と黄、そして木々の緑、その全てが合わさってガチものの絶景になるのだ。
紅葉台の頂上には「紅葉台展望レストハウス」が構えており、そのレストハウスから階段を登り展望台へとアクセスすることになる。
従ってレストハウスの営業時間外では、店内に入ることも出来ないので展望台には行くことが出来ない。
名称 | 紅葉台 |
住所 | 〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8527 |
営業時間 | 8:30〜17:30 |
駐車場 | 無料あり |
施設料金 | 大人300円、小人200円(何歳までかは不明) |
定休日 | 降雪時 |
トイレ設備 | 展望台or土産購入で利用可能 |
飲食事情 | あり |
電話番号 | 0555-85-2252 |
公式ページ | なし |
オススメシーズン | 11月の紅葉シーズン |
紅葉台のおすすめシーズンはもちろん木々が赤く色づく紅葉の時期だ。
紅葉台の紅葉シーズン:10月下旬~11下旬(頂上の紅葉ピークは11月上旬)
紅葉台へのアクセスについてだが、基本的に車で行くのが最も簡単なアクセスだ。もちろん付近にバス停はあるので、公共交通機関で行くことも可能だ。
〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8527
紅葉台の展望台は小高い山の頂上にある。先述したが展望台はレストハウスというお店の一部だ。
頂上に行くには2通りの方法があり、
どちらを選ぶかはあなた次第だが、筆者的には登山をして向かう方法を強くおすすめする。
その理由として以下が挙げられる。
最初に言っておく。
「車で頂上へ行くのはやめておけ!特に大きい車は後悔する事になるぞ!」
筆者が初めて行った時はお昼時の混雑する時、何も知らずにハイエースで頂上に向かって大後悔した。
道幅がどんどん狭くなっていく、しかしUターンするスペースもなければ、後ろにたくさん車がついてきて戻ることも出来ずに進み続けた。
案の定、対向車がたくさん降りてきたが狭すぎてすれ違えないので、対向車たちに20mくらいバックしてもらった。
このあと文句を言われたがどうようもない状況に陥るので、車で登るのは本当におすすめしない。
頂上へ近づくにつれて道幅もどんどん狭くなっていく。
ここで対向車きたらどうしよう、、とハラハラドキドキしながら車で来たことを後悔しないように、足腰に不満がない人は登山をするべきである。
ちなみに一番狭い場所だとこんな感じだ。
もう路面のタイヤ痕を見ればわかるが、完全に車1台のスペースしかないし、歩いている人も壁、崖ギリギリまでよってもらわないと接触してしまうくらいに狭いのだ。
バイク1台分のスペースも無いので、本当に、本当に車で行くのはおすすめしない。
また、道の入口には路肩保全のために、車で登らないでとの注意書きがあったが禁止という意味合いではないので登ることは可能ではある。
よっぽどの理由がない限りは歩きで頂上に行くことを強く推奨する。とてもきついわけでもないし、休み休み登っても30分前後で頂上に到着する。
また登山とは言ったが、皆が想像しているようなガチガチの登山ではなく、オフロード(車道)の道を登っていくだけの簡単なものだ。
歩きで登っていく途中で幾つもの紅葉が綺麗に見える場所がある。太陽の光に透かされた赤い葉たちが幻想的な光景を見せてくれる。
筆者は車で行ってしまったので一瞬で写真も撮影できなかったが、歩いていけば道中の絶景も堪能できるのだ!
アクセス情報を見てわかった人もいると思うが、駐車場は2箇所存在する。
簡単に言うと山の下にある駐車場、もう一つは頂上にある駐車場だ。どちらも無料の駐車場である。
ただ、頂上にある駐車場へのアクセスは容易ではないのと、ルートに危険とハラハラが潜んでいるのでおすすめしない。
とはいえ紹介しないわけではないので一応触れておこう。
紅葉台展望レストハウスと頂上の駐車場は併設しており、約20台前後の車を駐車することができる。
白線等で仕切られていないため、各々が適当な感覚で駐車していくスタイル。
意外にも道は狭いくせに駐車場はまぁまぁ広いので、混雑する時間帯でなければ満車になることはないと思われる。
上の写真は土曜日の朝の9時頃に撮影した写真だ。開館が8:30からなのでわずか30分足らずで半分以上の駐車スペースが埋まっている。
紅葉は若干ピークを過ぎた時期だが、朝一番でもこの混雑具合を見るとお昼時は満車で入れないが引き返すことも不可能な地獄絵図が思い浮かぶ…。
もし車で頂上に行く場合は、朝早めに着くことをおすすめする。
多くの観光客はこちらの駐車場に車を停めることになるだろう。駐車場の場所は「紅葉台ドライブイン」の目の前にある。
紛らわしいが頂上にあるのが「紅葉台展望レストハウス」、下にあるのが「紅葉台ドライブイン」だ。
この駐車場に駐車して右奥にある通路から頂上へと登山をする。この駐車場も比較的大きいはずだが、紅葉時期の休日昼頃だと満車になっており停められない車がグルグルち周回している光景が見られた。
ちなみに余談程度だが、この駐車場の向かいにある「紅葉台ドライブイン」のカレー500円が懐かしきばあちゃんの味だった。
お昼時に行ったのにだれもお客さんがいなくて少し悲しくなってしまったので、ので小腹がすいたら寄ってみてほしい。
トイレは外に完備しているので、利用客でなくても使用できると思う。
山の頂上に建っているレストハウス、ここが今回の目的地である。結構年季の入っている施設で、細かく見てしまうと所々に時の流れを感じさせる。
紅葉台の展望台からの眺めを見るためには、頂上にある「紅葉台展望レストハウス」の中の階段から登らなくてはならない。
つまり、レストハウスの営業時間内でないと展望台に行くことが出来ないのだ。
「紅葉台展望レストハウス」の営業時間:8:30~17:00
展望台料金:300円
また、展望台に行くには受付で大人300円の料金を支払わなくてはいけないので、財布を車に置いていってしまうと展望台に行けないので注意が必要である。
入り口から入って右手に受付がある。受付にはおばあちゃんがいるのでここで料金を支払い展望台に向かう。
ここで食事もすることが可能だが、おそらく1オペなのでたくさん人がいたら結構待つことになってしまうかも。
もちろん中には食事ができるスペースもあるし休憩スペースも設けられている。
展望台からでなくとも、ここからでも美しい景色が見れるのだ。
ただ一つ思ったことは、あまりにも廃墟感が出すぎている点だ。下の写真を見ればわかるが、天井の一部は無く、ケーブルが垂れ下がっていたり、染みの具合が妙に廃墟ぽさを醸し出す。
筆者的には時代を感じれてたまらないが、人によっては不気味と感じる人もいるかもしれない。
レストハウスの外には富士山を背景に集合写真を撮影できるような段が設けられている。遠足みたい!
ちなみにここから撮影できる写真は密かな絶景になるのだ。木の板に登って黄色の木と赤い木を絡ませて撮影すると下のような写真が撮影できる。
紅葉台のトイレ事情だが、レストハウスのトイレを使用するには展望台料金を支払うか、お土産を購入した人のみ使用可能だ。
そもそも紅葉台に来て展望台に行かない人はいないと思うが、例えば営業時間外に着いたとしてもトイレを利用することは出来ないので注意が必要である。
ちなみに下の紅葉台ドライブインは誰でも利用できるトイレが備わっている。
ここからは紅葉台から絶景を眺めるにあたっての基本情報や豆知識等を詳しく解説していく。
まず初めに伝えておく事は、紅葉台は決して紅葉の時期でなくても美しい。しかしその中でも紅葉の時期が最も輝く瞬間であるということ。
その肝心な紅葉の時期はいったいいつ頃なのか?という問について答えると、その年によって多少の誤差はあるが、11月上旬が紅葉のピークと言えるだろう。
紅葉台の紅葉シーズン:10月下旬~11下旬(頂上の紅葉ピークは11月上旬)
受付を済まし階段をのぼると、急に視界が開ける。360度の雄大な大パノラマを見ることができる。
展望台は結構広いので混み合う時でもギュウギュウとかにはならないだろう。
下の写真は展望台の全景の写真である。前方に富士山、右手に本栖湖、後方に西湖を見ることができる。
展望台には特に何も無く、ただ開けた景色が広がっているだけの空間となる。
紅葉台から撮影できる写真は誰もが同じような写真になる。それはそもそも撮影ポイントが狭いしどこから撮影しても代わり映えはしないからである。その中でも強いて挙げるなら、を伝えておく。
参考にしていただきたい写真はご覧の通りである。
これも王道構図にはなってしまうが、テンション上がって気づかない人は王道構図すら撮影するのを忘れてしまう場合もある。
これは何が良いのかというと、まぁ言うまでもないと思うが左の真っ赤な木、そして富士山の主張比率を1:1とした構図だ。
これはどこから撮影したのかというと、が下の写真だ。
これもまた誰もが撮影する写真だが、富士山のどアップ写真もこれまた美しい。
しかし、後述するがこのようにくっきりした富士山と色づいた木々が撮影できるタイミングというのは運が良くないと難しい。
それは時間帯、そして撮影機材にも関係してくる。詳しくは後半で。
他人と少しでも違う写真を撮影したいなら、遠くの景色だけでは不可能だ。例えば手前にある何かを絡めて撮影したり色々と工夫するしかない、が紅葉台ではそんなモノすら無いのでやはり同じになりがち。
筆者的に面白いと思ったのは、階段の踊り場からの景色だ。
多分この踊り場から写真を撮ろうなんてあまり思わないだろう…
結構面白い構図だと思ったのが、店内1階の休憩スペースから外を見た構図だ。店内の少し古い感じ、窓の補修跡、鉢植えがいい味を出している。
これから最も重要なことを書いていく。正直今までの事はどうでもいい、それくらいに重要なことだ。
まず行くときに絶対に気をつけることは以下の通り。
それぞれ細かく解説していく。3つ目の富士山に雪はあるか?は解説するまでもないが、当然雪化粧をしているほうが美しく見える。
参考程度に2019年10月16日時点では雪化粧をしていた。しかし2022年10月12日時点では雪はほとんど無い。
2022年時点の紅葉のピークは11月上旬。
さて、紅葉台に行く時間帯についてだ。ここでは混雑状況等は考えず、ベストな景観は何時頃頃なのか?にだけ重点お置いていく。
おそらく誰もが朝早い(8:30以降)ほうがいいのではないか?と思うかもしれないが、正直それはNOだ。
その理由としては「太陽」にある。下の写真を見てほしい。
上の写真は朝の10時ごろに撮影した写真。見ての通り太陽がまだ南中していないので比較的低い位置にある。
こうなると逆光の写真になってしまう。ここまで太陽がもろに画角内に入ってしまうと、全体が白く霞んでしまうので、撮影環境としてはBADなのだ。
では何時頃がいいのか?それは…
14時以降に行くべし!
少なくとも14時以降に展望台に行けば逆光という悪条件からは開放される。下の写真は14時過ぎに撮影した写真だ。
順光に近いので全てが均一に明るく、撮影後の編集もとてもしやすい。
ただ16時過ぎになると、太陽が沈みかけてしまうために全体的に赤くなってしまう。
そうなると空の青が失われてしまう。遅くとも15時過ぎくらいには到着していたい。
逆光の中で撮影した写真は白く霞んでしまう、又、空を適正な明るさにすると、その他の部分は黒くつぶれてしまう。それはつまり撮影後の編集でも回復させることは難しい。
上の写真のように全体的に鮮やか、均一な明るさで写真を撮影したい場合は順光が最適なのである。
次に注意してほしい事は空(空気)のかすみ具合である。たまに東京からでもくっきり富士山が見えることもある。それは空気が済んでいるからである。
もし山梨県内から富士山を見ても霞んでいるようであれば、それは紅葉台に登っても同じように見える。
正直かすみ具合なんて運要素しか無いので我々にはどうすることも出来ない。
そもそもどういう時に空気が澄むのか?というと,
この条件が合わさると空気が澄むとされる。水蒸気量が少ない時、それはつまり湿度が低い時のこと。
空気中のチリが少ない時、それは前日に雨が降った時。つまりそこから導き出せる結論は…
前日に雨が振り夕方までに止む、翌日は快晴であり湿度が低い
これが最もチャンスが高い気象条件だ。
このブログでも散々言っていることだが、青空を撮影する場合はPLフィルターを使用するとかなり鮮やかな表現ができる。
今回紹介した写真も全てPLフィルターを使用しての撮影だ。同じような写真を撮影したいなら、この機会にPLフィルターを購入するといい。
以上が紅葉台についての注意点諸々だ。行くときは必ず富士山のかすみ具合を見ておくことが大事だ。富士山がくっきりしているだけ、それだけで感動具合が桁違いになる。
また、時間帯も重要なのでお昼前に行ってしまったら逆光で全然絶景じゃない!となってしまう可能性もある。
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群馬県にある「宝徳寺」では関東において珍しい、もみじが床に反射して逆さまの景色が映る「床もみじ」が見られる。
そもそも床もみじは京都のお寺に多くあり、瑠璃光院などはその代表だろう。他には滋賀県の旧竹林院などが挙げられる。
関東圏内に見応えのある床もみじが見れる寺院というのは、恐らく今回紹介する「宝徳寺」だけではないだろうか?
本堂から見える景色は四季折々に移ろいゆく。春、夏、秋、それぞれで違う味のある景色を楽しめるため季節ごとに訪れる人も多い。筆者も半年の間で4回も訪れている。
その床もみじに関してだが毎日公開しているわけではない、一定期間の特別公開扱いなので事前に調べず行ったら見れなかった、なんて事のないようにしっかりとこの記事を読んでいただきたい。
また、この記事は宝徳寺の「床もみじ」のみに焦点を当てて記事を書いていく。
また、御朱印に関してはホームページの方に詳しく記載してあるので、改めてこの記事で解説する必要はないだろう。
この記事では春、夏、秋の「床もみじ」の特別公開及びライトアップに関してのみを紹介する。
夏の風鈴まつり等の、本堂の外で開催されている催し物に関しては別記事で細かく紹介する事にする。
さて、今回の舞台「宝徳寺(ほうとくじ)」とは群馬県の桐生市、山間にある禅寺である。宗派は臨済宗、建長寺派。
歴史は古く、室町時代の1450年頃に、現在の桐生市地域の領主であった「桐生佐野正綱公」という人物により創建されたとされている。
場所の名称 | 宝徳寺 |
イベントについて | 床もみじ(春、夏、秋) ※夏の風鈴まつりや春の風車については別記事 |
住所 | 〒376-0041 群馬県桐生市川内町5丁目1608 |
駐車場 | 無料 |
施設料金 | 時期によって異なる800円~2,000円、紅葉のライトアップが一番高い |
定休日 | 寺は無し、床もみじについては期間限定公開 |
トイレ設備 | 男女別であり |
飲食事情 | 自動販売機はあり、軽食販売は時期によって異なる(無い時もある) |
電話番号 | 0277-65-9165 |
公式ページ | 宝徳寺 |
オススメシーズン | 春、夏、秋 |
備考 | 「床もみじ」についての記事なので、本堂の外の催し物については別記事で紹介 |
宝徳寺では四季折々、様々な美しい景観を見ることが出来る。その中で、宝徳寺が全国に名を馳せた景観がある。それが境内の本堂内から拝めることが出来る絶景「床もみじ」である。
床もみじは1年中公開されているわけではなく、一定の期間だけ特別公開として一般の人でも見ることが出来る。
SNSが流行り、気軽に写真を共有できる時代になった今だからこそ、興味がなくても勝手に情報が入ってくるので若い層にも爆発的に広まる。
その結果、映える写真、映えスポットとして一躍有名になるわけだ。SNSは偉大ですね。
また、宝徳寺は床もみじだけでなく本堂外の境内では別の催し物も行っている。
例えば、夏の間は「夏の風鈴まつり」としてなんと3,000個にも及ぶ風鈴を吊るして風鈴トンネルを作り出す。
それはそれは、夏の暑い時期に風鈴の音を聞いて気分でも涼んでほしいという粋な計らい。
また新緑の春には大量の風車を飾るのだ。まさに映え写真、非現実的な光景に皆が足を止めカメラを構えてシャッターを切る。ある者は自撮り、ある者は恋人と風車を、そして私は一人悲しくその横を通り過ぎるのだ。
とにかく宝徳寺はインスタ映えする写真が撮影出来るとSNSで話題なったのだ。
また、インスタ映えするがゆえに、人物を絡めた撮影、ポートレート等にも向いている。
後半ではポートレートについても軽く触れるので参考にしていただきたい。
床もみじとは何か?それは床に反射する景色の事を指す。
知らない人のほうが多いと思うので簡単にどういうモノなのかを説明しよう。中学校の理科を思い出してほしい。
例えば、水面にさざ波がない状態だと、空などが綺麗に反射して見える事がある。これは鏡面反射といい、水面に凹凸がなく真っ平らな状態の時ほど綺麗に鏡面反射する。全反射とも言う。入射した光が均等な量、対角に反射している。
床もみじとは、水面ではなく床において鏡面反射することを指す。通常なら床は目に見えない小さな凹凸あり鏡面反射は発生しない。
しかし、ニスを塗った床がピカピカしているのを想像してほしい。それは表面をコーティングし凹凸を減らして光の拡散を抑制し同じ方向へ反射しているからである。
そして宝徳寺の場合は、鏡面反射を限りなく水面に近づけてある状態なのだ。(何で理科の話をしているんだ…)
宝徳寺は群馬県の桐生市に位置している。山間に建てられているが車でのアクセスは容易であり、特別細い道を通るということはない。
〒376-0041 群馬県桐生市川内町5丁目1608
アクセスについての詳細は公式ページに記載してあるので参考にするといい。
宝徳寺は2箇所の無料の駐車場がある。紅葉の繁忙期は満車になるそうだが、基本的に両駐車場が満車になるということはあまりない。
というのも境内を見て回るのはだいたい30分程で済むので回転率がいいというわけだ。
第1駐車場、第2駐車場共に宝徳寺からそう離れてはいないので、無理に第1駐車場にねじ込むよりは大人しく第2駐車場に行ったほうが賢明だろう。
駐車場は基本的に24時間開放されている。なので開門前に来て駐車することも可能である。
また、一般車であれば通年無料で駐車できる。
宝徳寺の境内に最も近いのがここ第一駐車場である。台数的には約20台前後の駐車スペースがある。
ただ床もみじ期間中の土日等の昼ごろはほぼほぼ埋まっている事が予想される。
この日は5月のGW期間中、開門の時間と丁度に来たのだが、既にほぼ満車状態に近かった。
第一駐車場に進入し、万が一空いていなかった場合はバックでしか戻ることが出来ない。すると車線に完全に乗り出さないと転回出来ないためバックカメラがついていない車両の場合危険を伴う。満車かな?と思ったら第2駐車場に行くべきだ。
第2駐車場のスペースは広いので満車になるということはあまり考えられない。
どちらともあまり離れてはいないので駐車に自信のない人は第2駐車場に停めたほうが安全だろう。
先にも述べたが、床もみじについては通年見ることが出来るわけではない。春、夏、秋の一定期間内のみ特別公開されるのである。行けば見れると、たかをくくって行ったら期間外だった、なんてことの無いよう下調べは怠らないようように。
ライトアップに関しては次の項で詳しく解説していく。
簡単にわかるように床もみじの早見表を作った。
2022年 | 春の床もみじ | 夏の床もみじ | 秋の床もみじ① | 秋の床もみじ② |
期間 | 4月16日(土)~ 5月8日(日) | 8/1(月)~ 8/10(水) 9/1(木)~ 9/11(日) | 10/20(木)~ 11/11(金) | 11/12(土)~ 11/30(水) |
料金 | 800円 | 800円 内訳 : 境内入場料500円+床もみじ拝観料300円 別々料金 | 800円 | 1,200円 |
時間 | 9:00 ~ 16:00 | 9:00~16:30 | 9:00~16:00 | 9:00~15:45 |
名称 | 春の床もみじ |
期間 | 2022年(令和4年)4月16日(土)~5月8日(日) |
料金 | 800円 |
時間 | 9:00 ~ 16:00 |
境内では | 800個の風車のトンネルが設置 |
専用ページ | 春の床もみじ |
春の床もみじの特徴は新緑が鮮やかに反射して爽やかな景色が特徴だ。またもう一つ大きな特徴としては、上の写真を見ても分かるように、左が新緑、右が赤い葉、キレイな対比の絵面になる。
上の写真は春に撮影した写真だが、ちょうど窓から見える一本の木は緑ではなく、赤に色づいている。
春らしからぬ光景だが、春は「緑、赤」、夏は「緑」、秋は「赤」と棲み分けが出来ており3シーズン全て違う景色が見れるというのは贅沢だ。
夏の床もみじは全面が緑一色に染まる。
また春との大きな違いは公開期間が2通りあって前半と後半に分けられている。
秋の床もみじは真っ赤に染まった葉が力強く、反射する光景もとても幻想的で圧巻だ。
境内の100本にも及ぶ木々が染まるので、そこは紅葉浄土とも言えよう。
一年で最も混雑するのも紅葉の時期で、ひっきりなしに観光客が入れ替わる。
とても人気のため2021年は完全予約制で前売りチケットを購入していないと拝観は出来なかった。
2022年の昼の床もみじについては、前売りチケットは無く当日券で入場することが出来るが、ライトアップについては前売りチケット制で空きがない限り当日券は購入できない。
宝徳寺の床もみじは期間限定公開だが、その中でも更に日程を絞って夜に床もみじのライトアップが行われる。
昼間とは違い、前売りチケットを購入していないと入れない時期等、注意事項が複数あるのでちゃんと確認しておくように。
ライトアップは普段とは全く違う雰囲気で、幻想的な雰囲気の中で見れる景色は時が止まったかのように見惚れてしまう。とても美しい。
もちろん数日しか開催されないと知ったら全国から様々な人が集まってくるのでとても混み合うのだ。
この項ではライトアップの日程等の詳細を書いていく。写真撮影するコツ等は後述する。
ライトアップの日程についての早見表を作ったので参考にしていただきたい。
2022年ライトアップ | 夏のライトアップ① | 夏のライトアップ② | 秋のライトアップ① | 秋のライトアップ② |
期間 | 8/1(月)~ 8/10(水) | 9月3日、9月4日 9月10日、9月11日(土日のみ) | 11月3日(火祝)、5日(土) 6日(日)、11日(金) | 11月12(土)、13(日)、18(金)、19(土) 20(日)、23(水祝)、26(土)、27(日) |
料金 | 1,200円 | 1,200円 | 1,500円 | 2,000円 |
時間 | 19:00 ~ 21:00 | 18:30~21:00 | 受付:17:00~19:30 閉門20:00 | 受付:16:30~19:00 開始時間:17:00、17:30、18:00、18:30 |
早見表を見て分かるように、ライトアップは夏と秋の2シーズンしか開催されない。春はライトアップしない。
また、夏と秋で見れる光景というのは大きく違って、夏の木々は緑、秋は一面赤の木々でライトアップが着飾る。
昼の部から夜の部(ライトアップ)にかけては完全入替制になる。昼の部が夕方ころに一度終了し、お客さんを外に出す。その後、ライトアップの時間に再度受付開始というスタイルなので、通しで中にいることは出来ないので注意。
料金も昼と夜で別々なので、昼の部の支払いをしても夜もまた支払いしなくてはいけない。
夏のライトアップは夏休みシーズンということもあってか結構混んでいた。また、夏だからといって8月まるまる公開はされないので注意すること。
夏も秋も2回チャンスがあるので都合のいい日を見つけやすい。
名称 | 夏の床もみじライトアップ |
期間 | ① 2022 8/1(月)~ 8/10(水) ② 9月3日、9月4日、9月10日、9月11日 |
料金 | 1,200円 |
時間 | 19:00 ~ 21:00 |
備考 | 前売りチケットは必要なし、当日券で見れる |
時間としては19:00 ~ 21:00の2時間のみの限定公開となる。やはり、開催日が限定しているためか多くの人が訪れていた。
19時に開門するのだが、およそ30分前から人が門の前に並び始めていたので、もし貴方が一番乗りして誰も居ない風景撮影したいのであれば、開門30分前くらいから並ぶことだ。
ライトアップは8月と9月の頭に分けて行われる。もし少しでも空いている時がいいのであれば9月開催の日曜日に行くことをオススメする。
8月のライトアップは世間が夏休みということもあって、夜でもファミリー層が来ていたりするが、9月になるとその層がごっそり抜けるため比較的空いている。
また、そもそも開催が夜なので日曜日のほうが空く傾向にある。このポイントは抑えておこう。
秋のライトアップが最も混雑する。そして入場料や時間帯、前売りチケットシステムなど、従来とは異なる体制のため事前に調べておかないと入場すら出来ませんという自体になりかねないので注意してほしい。
また公式サイトには床もみじのライトアップ等の全体カレンダーがPDFで載っているのでそれを参考にするといい。
秋のライトアップは11月に行われるのだが、前半と後半で料金も時間も入場システムも全てが異なる。
紅葉の色づき的には後半にピークを迎えるため、後半のほうが料金も高く設定されており、人も多く来る。
名称 | 秋のライトアップ前半 |
期間 | 2022年11月3日(火祝)、5日(土)、6日(日)、11日(金) |
料金 | 1,500円 |
時間 | 受付:17:00~19:30 閉門20:00 |
備考 | 時間内なら自由に本堂内に入れる |
まずは前半のライトアップに関してだが、前売りチケットを購入しての入場は共通しているのだが、前半の場合は時間内なら本堂(床もみじ)を自由に行き来可能だ。
名称 | 秋のライトアップ後半 |
期間 | 2022年11月12(土)、13(日)、18(金)、19(土) 20(日)、23(水祝)、26(土)、27(日) |
料金 | 2,000円 |
時間 | 受付:16:30~19:00 開始時間:17:00、17:30、18:00、18:30 |
備考 | 決められた30分間でしか本堂に入れない、完全入れ替え制 |
後半のライトアップは少しややこしいのだが、人が多く来ることが予想されるため時間ごとに区切りって人を入れる方式にしている。
前売りチケットを購入する段階で、希望する時間帯を選択することになる。30分の入れ替え制なので選択した時間以外では入場することが出来ない。
後半は17:00からライトアップが開始されるのだが、ひとつ大きなポイントとしては遅い時間帯を購入することをオススメする。
というのも17:00だと空は暗くなりきっておらず、ライトアップの雰囲気がピークに達さないところで交代になってしまう。
なんと宝徳寺は秋のライトアップをゆっくり、少人数でも撮影したいというカメラマンのためのプランも用意している。
通常より料金は高く設定され、3,000円とはなるがなんと1時間もの間、自由に撮影が可能になる。
人数も15人の上限となるため、1時間もあれば交代交代でいろいろな角度から撮影出来るだろう。
懸念していることは、1日わずか15人なので募集開始とともに即完売するのではないか。
さて、床もみじを美しく撮影するためにカメラマンとしてどのような心構えをしておくべきか、どこから撮影すればいいのか等々細かく解説していこうと思う。
人物を絡めた写真もよし、逆に景色のみも侘び寂びを感じてそれままた良い、どう撮影すればいいい!というのは一切ないが写真の構図作りが中途半端になると、せっかく素晴らしい舞台で撮影したのにもったいない写真になってしまうこともある。
三脚が使えないのでライトアップの時は感度を3200~くらい、F値は開放に設定しないと暗くなってしまう。
ただ、カメラを床に置くことは可能なので床置き安定出来ればシャッタースピードはバルブでも撮影は可能だった。
まず床もみじの最低限のポイントとしては、カメラを出来るだけ低くして床に近づけて撮影をする、ということ。
これは本堂内にいる係員さんが、知らない人のために終始声掛けをしていたので皆が寝そべって撮影している光景が見れる。
このように撮影することによって、美しく反射した写真が撮影できるのだ。
これは大前提の知識として知っておいてほしい。
まず、本堂内がどういう構造になっているのかを写真でご覧いただきたい。本堂の真ん中にツルツルの床が張ってある。もちろん床のところは立入禁止になっている。
上の写真を見てなんとなくイメージが湧くかもしれないが、真ん中の床をコの字で囲むように畳張りがある。写真でいうと奥の畳エリアと、軒下は立ち入り禁止エリアになっている。
筆者がいろいろな角度をから撮影してみて、だいたい4箇所くらいが良い撮影ポイントと感じたので記載しておく。
まぁ広くないので、皆が無意識に撮影するような場所なので改まって書くか悩んだが、一応そういうサイトなので記載しておく。
では順に①番からどういうように撮影出来るのか、を紹介していく。
また、レンズの選定だが標準ズームレンズがあれば十分に事が足りる。逆に望遠レンズ等は一切使えないので持っていかないほうが良いだろう。
+で持っていくなら超広角レンズ及び魚眼レンズがあるとダイナミックな写真が撮影できる。
本堂に入ってすぐ左の柱のから撮影した写真は以下の様に写る。ちなみにここからの撮影は、本堂内に向けてカメラを構えると美しく撮影出来る。
ここから撮する際のポイントは左の障子枠と右側の仏像を均等なバランスで入れてあげること。
そして仏像の前は人が来るので、居ない時or被写体のみに撮影するように心がければいいだろう。
また、ここが被写体を唯一綺麗に反射させる事が出来るポイントなので、もし被写体を床に反射させたいならここから狙うといいだろう。
ちなみにライトアップの時に撮影すると以下のようになる。
次は①の場所から少しだけ奥に移動したポジションでの撮影になる。
ここからの特徴は、真正面に障子戸が来るようにして画角を作ることが出来る。非常に収まりのいい、安定した画角になる。
絶対に気をつけることは、障子戸真ん中の柱が自分の真正面に来るようにしてカメラを構えるということ。
こういう構図を作る時は必ず、水平や左右のバランス、センターのバランスをしっかり考えないと、とっても中途半端は写真になってしまうので、もし誰かが撮影していたら終わるまで待とう。妥協はしないほうがいい。
また、正面の障子戸にズームして切り取ってみるのも良いかもしれない。侘び寂びを感じる。
左右のバランスちょうど良く画角に収めて撮影できる場所が③になる。ここだけ畳の端がせり出しているのだがここに座って撮影する。
また、ここは魚眼レンズを使用することによって、被写体は床に反射させて撮影することも出来る(後述する)
ここから魚眼レンズを使うと迫力のある写真を撮影出来る。床もみじの撮影ポジションで唯一、魚眼レンズを使えるポジションになるので持っていない人はこの際、2万円で購入出来る最強魚眼レンズを持っておくと良い(複数マウント対応)
ちなみにライトアップの写真は後述するポートレートの項で掲載する。
最後に紹介するポジションが一番奥側の仏像の前だ。石庭を真正面に見た位置になる。
まずは皆ここから撮影したがるポジションだ。思った以上にバリエーションが無く、一番美しく見える画角が下の写真だ。
これも上下左右対称にして画角を作らないとへんてこりん写真になってしまうので、カメラを構える場所は必ずセンターにしよう。
ちなみにライトアップの時はこのように見える。
※この項で出演して頂いている方には全員撮影許可及び、掲載許可を事前に頂いております。
宝徳寺でポートレート撮影をする人は多いと思う。ただ思った以上に難しい、というかイメージ通りに撮影出来ないのが現実だ。その理由は以下。
と、まあ色々と難しさを感じた次第だ。追って解説していく。
宝徳寺では全てのエリアで三脚の使用が禁止されている。またフラッシュの使用も禁止だ。
また、本堂内(床もみじ)ではフラッシュの使用も禁止されている。
ポートレートの際にフラッシュを使えないのが、撮影を難しくさせているもう一つの理由だ。
公式ページに載っている下の写真のような撮影は出来ない。
縁側は立ち入り禁止になっており、特別な申請をすれば撮影は可能とのこと
では実際に写真を使ってどういうことなのか、を確認してみよう。
まずは本堂内から見える外に明るさを合わせた写真が以下だ。
本堂内の一番奥側は薄暗いので、外に明るさを合わせてしまうと人物が暗くなり、シルエットになってしまう恐れがある。
写真に写っている人は白い服を着ているのだが、それでもこの暗さになる。(編集で持ち上げることは可能)
逆に人物に明るさを合わせた場合はこのように写る。
人物を少しだけオーバー気味に明るくしてみたが、お分かりの通り外が真っ白になってしまう。
写真に写っている人は後ろ姿だが、顔を撮影したい場合はこのくらい明るくしないと顔がくっきり見えないのと、明るくしすぎると、身体の輪郭が曖昧になってくる。
筆者的には外に明るさを合わせて人物をシルエットにするといい雰囲気になる気がする。
その場合はあえて暗めの服にすれば完全なシルエットにできる。
もし女性を被写体にするならば、髪を結ぶなどして首すじを見せてあげることで美しいシルエットに仕上がるだろう。
どちらが美しいかどうかは人それぞれなので、あまり囚われすぎず自由に撮影するといい。あくまでも予備知識として知っておくくらいにとどめてほしい。
また、天候にも影響するし、そもそも筆者の撮影スキルが無いので上手な人や最強のスマホなら余裕で覆るかもしれない笑
せっかくの床もみじ、出来れば人間も反射させて撮影をしてみたいところ。
しかしそれは意外と難しかったりするのだ。と、いうのも縁側に人を立たせられないので、単に反射させる場所がないのだ。
まぁ、正確に言うと反射させる事は出来るのだが、写真として美しく、キレイな構図を作ろうとすると難しい、という話だ。
必然的に人物は、入って奥側に座ってもらうことになるだろう。では実際にどう写るかを見ていただきたい。
①からの撮影の場合は大きく、綺麗に反射する。ただこの被写体を座らせて誰も居ないタイミングを狙うというのは少々難しいかもしれない。
また画角はこの広さでないと中途半端になってしまう。あくまで外の景色を入れ込むことが大事なので、人物にズームしてしまうと床もみじ感が0になってしまう。
上の写真は②の位置から撮影した写真になる。実はこの写真を撮影するには結構時間がかかるし、この写真は魚眼レンズを使っているので持っていない人は撮影不可能になる。
要は、障子戸全て、そして人物をバランス良く入れ込む場合は魚眼レンズでないと不可能だ。超広角レンズでも入らなかったので、魚眼レンズを購入することをオススメする。
とにかく、人がいないタイミングを狙うというのが結構難しいのだ。常に入っては出ていくを繰り返しているので被写体1人だけの環境が中々作れないのだ。
19時の開門と同時に入ったのだが、この写真を撮影出来たのは結局終了間際の21時だった。
難しいのが被写体を座らせても、周りに誰かいると画角内に入るし、結局皆がセンターから撮りたいので、一度被写体をどかせてもう一度チャンスを伺う。の繰り返しになってしまうのだ。
ポイントは終了ギリギリまでいる人はあまりいないので、どうしても被写体だけを入れ込みたい場合は閉門ギリギリまで粘ってみるといいだろう。
最後に紹介するのは床もみじという概念を一回取っ払って、被写体をメインとした撮影の仕方だ。
床もみじはあくまで被写体のお飾り物として、画角は人物をセンターに置くことが重要となる。
このようにラフな感じで撮影出来るお寺は宝徳寺だけではないか?
畳に寝そべって撮影も可能とのことで、もちろん他に人が居ないタイミングでしか撮影は難しいが、この撮影ができたら他の人とは一線を画した写真になることは間違いない!
寝そべっての写真撮影は、本堂内にいる係員さんも了承済みなので、迷惑にならないように撮影してみるといいだろう。
以上、長々と記事を書いたがこれでも「床もみじ」にだけ焦点を当てた記事なので、境内の風鈴や風車のイベントを含めた場合はもっと長くなる予定だった。
とにかく、関東で見れる床もみじは宝徳寺ぐらいしかないので、関東に住んでいる人は必ず見に行こう(半強制)
それほど見応えのある光景ということだ。
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四万ブルー、独特の美しい透き通る水で有名な群馬県の四万川。その川は気が遠くなる程の長い歳月を経て、周囲の岩や川底を侵食していった。
それは「四万の甌穴(おうけつ)群」と言われ、見るだけでなく間近まで行って水の中に入ることも出来るのだ。
夏の暑い日には天然のクーラーと言われるひんやり冷たい四万の水に触れたりすることで、一層夏らしさを味わうことが出来る。
今回はそんな四万の自然が造り出した造形美を紹介する。
ちなみにここから車で数分の所に、更に美しい四万ブルーを堪能できる四万湖がある。
その記事は下で紹介しているので参考にしていただきたい。
群馬県の山奥、四万に向かう道中にある観光スポット、「四万の甌穴群」
澄んだ綺麗な青色ということで有名な四万川、そして四万といえば温泉、また映画「千と千尋の神隠し」の舞台の一つとなった旅館「積善館」があることでも名が知られている。
四万の甌穴群は天然記念物にも指定されており、一見の価値がある。
そもそも甌穴とは一体何なの?という疑問について、簡単にだが説明しよう。
甌穴とは川の底に出来た円形の穴のことを言う。
川のくぼみや裂け目に小さな石等が入り、グルグルかき回され周囲の層を削っていき侵食する。それが延々と繰り返される。
そして数万年という非常に長い歳月を経て、穴が大きくなっていく事で甌穴となる。
甌穴、それは果てしない時間によって造り出された、天然の芸術作品なのである。
名称 | 四万の甌穴群 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万3520 |
駐車場 | 無料あり |
施設料金 | 無料 |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | 有り |
飲食事情 | カフェがあり |
公式ページ | 無し |
オススメシーズン | 夏、秋(夏が最もオススメ) |
四万の甌穴については、大小8個の穴が有り大きいもので直径が3m、深さは4mにもなる。
夏には多くの観光客が訪れ、泳いだりする人もいるそうだ。
四万の甌穴群での水遊びは禁止されているわけではないが、地元の人曰く、マナーとモラルの範囲内で楽しんでほしいとの事。
また天然記念物保護、事故防止のため、遊泳については警告することもあるそう。
四万の甌穴群の場所は群馬県の中之条町に位置している。四万温泉に向かう一本道の脇にあり、山奥の峠とかクネクネした道ではないためアクセスはしやすい。
しかしながら当然の如く電車は通っていないため、車でのアクセスが基本となる。
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万3520
駐車場は無料で停めることが出来る。大型の観光バスも停めることが出来る大きさなので、満車になって入れないという心配はしないでいいだろう。
駐車場については舗装されていないので、雨の日は泥の水たまりが出来たりするので小綺麗な格好で来ないほいうが良いだろう。
その前に、甌穴に行くこと自体濡れる可能性や、苔で滑る可能性もあるので、歩きやすい靴、服装でくるのが鉄則だ。
トイレについては駐車場内にある。もちろん男女別々なので安心していただきたい
駐車場の隣にはカフェ「kiseki」がある。甌穴を見た後にコーヒーを一杯飲む、至福のひとときに変わるだろう。
もちろん食べ物もあるので小腹が空いたら利用してみるといいだろう。
見た目もかわいい本格的なスウィーツがあり、インスタ映えするような内観と外観なkiseki。
四万の甌穴群はデートスポットというには年齢層が高めだが、このようなおしゃれなカフェがあることで若いカップルでもカフェ目当てで四万の甌穴群を知ってもらえたら嬉しい。
春頃には桜が咲くので、テラス席で桜を見ながらコーヒーを飲むという贅沢なひとときを味わうことも出来る。
では実際に甌穴を見てみよう。甌穴までは駐車場から徒歩にして1分ほど、車を停めてすぐいける距離である。
だがその前に気をつけてほしい事があるので目を通しておいてほしい。
汚さないというのは当たり前の事だが、たまにこういう場所に何でそんな格好で来た?という人を見かけるので一応書いといた。
見ての通りゴツゴツした岩場になっている。さらに所々が水しぶきで濡れていたり、ヌルヌル滑る箇所もある。
両手がふさがっていたりすると大変危険なので、身軽な格好で行くと良い。
甌穴を見る時、カメラマンとして撮影する時についていくつか知っておいたほうが良いことがある。詳しいことは後述する。
おおまかではあるが、以上のことを中心に解説していく。あくまでカメラマン視点での記事にはなるが、普通に観光として訪れる際にも有益な情報なので知っておくといいだろう。
ちなみに四万の甌穴群はエリア的にとても広いわけではなく、一つのスポットに留まっているので観光するにしても所要時間は長くても20~30分程といったところだろう。
まず最初に行く季節についてだが、これは何を言おうが夏に行くと最も美しく見えるだろう。
というのも、冬と春の最初は木々に緑が無くて、少しさみしい感じと岩肌が荒々しい感じがする。
悪いというのではなく、少し物足りなく感じてしまうかもしれない。
春の四万はまだ緑が生い茂っておらず、枯れ枝がちらほら散見される。
四万川は雪解け水が流れ込んでくる春~夏前にかけて最も青く輝くので、川の青さを見たい人は悪い時期ではない。
夏になると緑が満開になり、田舎の夏らしい写真になる。どっちが良いか、それは人それぞれだが夏のほうが美しく見えるし、普通に観光するにしても見応えがある。
天候については改まって言うことではないかもしれない。もちろん晴れがいいには決まっている。
わざわざ雨の日に来たいという人はあまりいないだろう。
また、曇りの場合は水面に反射する太陽がキラキラしないのであまり映えないかもしれない。
前日、前々日が大雨や台風で天候が荒れていた場合は川の水が茶色に濁ってしまう場合がある。
当日が快晴だったとしても、前日に大雨が降ってしまった場合は美しい青色どころか、濁った茶色の川しか見れない可能性が高いので注意すること。
四万の甌穴群の開放時間は24時間だが、夜に行っても灯りなど一切ないし、何しろ夜の甌穴群はとても危険なのでそもそも論外と考える。早朝と夕方の薄暗い時間も同じだ。
消去法だが甌穴群が美しく見える時間は、明るい時間帯ならいつでもOKということになる。
四万の大人気スポットというわけではないので、超混雑する事もあまりない。
甌穴群を目的地にするというより、四万湖を見て、四万温泉に行く道中の時間つぶしで行くという方が効率的だろう。
【2023】群馬県の美しすぎる青!「四万湖」のアクセスや駐車場、撮影のコツについて
四万の甌穴をただただ普通に撮影しても良い写真という仕上がりには中々ならない。それは今回撮影して筆者がとても感じたことだ。
単に撮影スキルが乏しいということはさておき、いろいろ試行錯誤、創意工夫をしないとスマホで撮影出来るじゃんレベルになってしまう。
四万の甌穴群に関しては、「決まった構図があって、こう撮ると美しい!」というのは一切ないので自由構図で各々撮影して頂きたい。
甌穴群を美しく撮影したいというカメラマンはたくさんいると思うが、そんなカメラマンにまず言うことは、
「PLフィルターを忘れるな!」
ということである。四万の甌穴群は深い青を発色する。そしてその青は透き通った青色をしている。
川底まで目で見えるほど透き通っているので、川の表面が太陽光などによりテカテカ反射していては非常に煩わしい。
そういう時はPLフィルターを使って反射を極限まで低減してあげること。これがカメラマンとスマホカメラ勢の違いを出す箇所だ。
そして次に大事な事は、波が立っていない箇所を狙うことだ。
当たり前だが波が立っていると表面が白く光ってしまい、川底まで透き通っていないように見えてしまう。
四万の甌穴群には静かな水面がいくつかあるので探してほしい。すぐに見つかるはずだ。
その他には、長時間露光をしてみる、という技もある。
下の写真は小さな滝の部分を長時間露光したものだが、さざなみが発生している部分は長時間露光によりぼやけているのが分かる。カメラをやってる人なら直ぐに理解できる写真だが、知らない人からしたら不思議な写真に見えるだろう。
まぁあとは誰でも思いつきそうな水面ギリギリから撮影してみるとか。一眼レフだときついが、防水のスマホならレンズの半分を水中に入れて撮影するという技法がある。
水面ギリギリから狙うことで迫力のある写真を撮影出来る。コツとしては、超広角レンズを使うとより迫力が出る。
四万の甌穴群、絶対に行くべきスポットという程ではないが美しく透き通っている青い水を見たいなら一度は足を運んでみるべきだろう。
周辺は四万湖、奥四万湖、四万温泉といった観光地になっているので一日中楽しめるエリアだ。
行くときは前日に大雨が降っていないかだけは注意しておこう。せっかく行ったのに川の水が茶色に濁っていては意味がなくなってしまう。
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なぜ、鳥居というものが出来たのか、それは正確には分かっていない。ただ鳥居は神域とソレ以外を分けるための門のような役割である事は何となく分かるだろう。日本には様々な鳥居がある、天空の鳥居、千本鳥居、海上鳥居、山頂鳥居。ここで鳥居を語れるほどの知識は無いが、美しい鳥居を紹介する知識はある。
そして近年SNSでじわじわと話題が沸騰しつつある絶景スポットがある。まぁこれから紹介する神磯の鳥居の事なのだが、日本数ある鳥居の中でもトップ5にはランクインするほどの見応えがある鳥居だ(個人的感想)
これは大洗磯前神社の鳥居なのだが、海の岩場にの上に建てられており、荒々しい波に打たれる様子を見ることが出来る。
この記事ではあくまで「神磯の鳥居」について、カメラマンとして行く方向けに詳しく解説するが、「大洗磯前神社」の参拝や歴史等については触れないのでご了承ください。
茨城県の大洗町の神社。「大洗磯前神社(おおあらい いそさき じんじゃ)」には複数の鳥居があるがその内の一つは神社から少し離れた海辺の岩礁上に建てられている。この鳥居こそが絶景ともいわれる神磯の鳥居なのだ。
この鳥居越しに太陽が登るその様は、圧巻!息を呑む瞬間とはこの時のために有るのだと思うほど。
名称 | 神磯の鳥居 |
住所 | 〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890 |
駐車場 | 無料あり |
料金 | 無料 |
開放時間 | 神磯の鳥居は24時間開放 |
トイレ設備 | 境内に有り(少し歩く) |
飲食 | 境内に有り |
電話番号 | 0292672637 |
シーズン | オールシーズン |
ちなみに先に言っておくと、神磯の鳥居でちゃんと写真撮影をする場合、特に朝焼け、太陽が登る時間帯に撮影をしようと考えている方。
三脚やレンズクリーナーは必須アイテムだが(小さな水しぶきが跳ねるため)、NDフィルターも必須であるという事。
詳しく後述するが、NDフィルターも1/32や64/1ではなく、1/1000くらいが必要になる。太陽が出た瞬間から明るさが格段に変わってくるのでNDフィルター1000は必須なのだ。
神磯の鳥居についてのアクセスだが、大洗磯前神社と神磯の鳥居は高低差を含め少しだけ離れている。神磯の鳥居だけを撮影、見たい人は鳥居に近い駐車場にナビ設定することをおすすめする。
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
駐車場についてだが、神社に参拝するための駐車場と鳥居を見るための駐車場の2箇所が存在する。
2箇所同士がとても離れているわけではないが、鳥居を見るだけの目的なら鳥居に近い駐車場に停めたほうが良いので、ここでは後者の駐車場について記述していく。
いくつか駐車場がある中で、最も鳥居に近い駐車場は「大洗公園駐車場」の一番南側である。
よっぽどのことがない限り、この駐車場に行くことをおすすめする。
また基本的には無料の駐車場だが、夏季期間だけ有料になるので注意が必要。
駐車場の名称 | 大洗公園駐車場(最も南側) |
有料期間 | 2022/7/23 ~ 8/21(日) |
有料の時間帯(平日) | 07:00 ~ 15:00 |
有料の時間帯(土日) | 06:00 ~ 15 |
普通車の料金 | 800円 |
二輪の料金 | 340円 |
説明ページ | 大洗観光協会 – 夏季駐車場について ※夏季以外はリンク無効 |
駐車場に関しては終日入れるが、夏季期間のみ朝から午後3時までは有料となる。
夜景や朝日狙いの人には関係ないと思うが一応頭に入れておいてほしい。
他の駐車場は遠かったり、階段の上り下りが激しかったりとあまりおすすめできない。
執筆時点(2022年)ではGoogleMapsにて駐車場の名称がないので、検索しても別の駐車場が出てきてしまう。
アプリで見る時は、航空写真にして駐車場を確かめてからピン刺しをするといいだろう。
ここの駐車場は夜景を撮影する人や、朝焼けを撮影する人にとってもありがたい事に、基本的には365日24時間開放されている駐車場である。
上の写真で見た右上の駐車場も使うことが出来る。
この大洗公園駐車場から鳥居までは1,2分ほど歩くことになる。とはいえ直ぐ目の前なのだが、もし夜景撮影する方は必ず懐中電灯が必要だ。
辺りは真っ暗でデコボコの道が多いので明かりは必ず必要になる。
神磯の鳥居の朝焼けを見たい、撮影したい人は相当早い時間に来なくてはいけない。特に夏頃になると朝の4:30分には太陽が海面から顔を出す。
つまり朝の4時頃に現地入りしていないと瞬間を見ることが出来ない。
そこでカメラマン達はよくやる手法なのだが、前日の夜に駐車場に入り車で仮眠(車中泊)をして朝を迎える。
ここの駐車場は基本的に24時間開放されているので、いつでも自由に出入りすることが出来る。
車中泊がOKとは大きな声では言えないが、実際に前日の夜から当日の朝まで同じ車が何台も停まっていたので、車中泊をしていたものと思われる。
神磯の鳥居では場所取りの関係で太陽が上る10分前とかギリギリは避けたほうが良いだろう。
カメラを構える場所は全て占拠されて端っこの方になってしまう。
そういう意味でも前日の夜に現地入りするのは得策と言えよう。
神磯の鳥居付近にはトイレはない。そして大洗公園駐車場にもトイレはない。
あるとすれば「大洗磯前神社」の境内にある。
境内に行くには階段を登っていかなければならない。
鳥居から決して遠いわけではないのだが、駐車場からは地味に遠いのでもし仮眠することが分かっているなら予め用を足していたほうがいいだろう。
では本題の神磯の鳥居を撮影するカメラマンのために注意点や、コツ、知っていたら有利になる情報等を詳しく書いていくので参考にして頂きたい。
カメラマンとして来る時にあったほうがいいアイテムがいくつかあるので記載しておく。持ってきて当たり前と思う機材も一応記載しておく。
詳しくは後述するが、筆者的に必須アイテムと思うのはND1000フィルターだ。
どういう場面で使うかと言うと太陽が出た後に撮影する際、波をなめらかに見せたいという時に使う。
太陽が出た瞬間から明るさが一気に変わってくるのでND1000でないとシャッタースピードを稼げないのだ。
神磯の鳥居の鳥居を撮影するにあたり、どこから撮影するのか?という事はあまり重要ではない。
というのも、「ここから撮影したほうが絶対に美しく撮影出来る!」、そういう場所は特にはない。どこからでも美しいのだ。
大きく分けて3箇所の撮影スポットがある。画が大きく変わるというわけではないが、せっかく記事を書くなら少しの違いでも紹介しようと思う。
上の写真で赤く囲ってあるエリアは立ち入りが禁止されているエリアである。入ってはならないし、仮にエリア内に入り写真撮影してもSNSや等に上げたら直ぐにバレて袋叩きに合うことは目に見えているのでルールは守ろう。
まずは神磯の鳥居を少し高い位置から見れる、展望台のようなデッキから紹介しよう。
比較的キレイな展望デッキで広いスペースも設けられている。三脚NG等もないし、結構空いているのでゆっくり鑑賞できるスペースだ。
ここで撮影するとデメリットしかない時間帯があるので後述する。
展望デッキから撮影出来る構図の特徴は、空を入れない構図を作れるということだ。
少し高い位置から見下ろす形になるので、例えば上の写真のように太陽が昇った瞬間だけど太陽は入れたくない。という時に狙った構図を作ることが可能だ。
夜間に展望デッキで撮影する時のデメリットがある。まずは下の写真を見ていただきたい。
下の白線で囲った部分に柵の影が見えるだろうか?
これは展望デッキの柵の影なのだ。デッキの後ろには照明が海の方向を向いて点いているため、長時間露光するとこのようにはっきりと影が出てしまうのだ。
コレに至ってはどうこう出来る話ではないので仕方ないが、展望デッキから撮影すると俯瞰気味になるために影が余計に目立ってしまうのだ。
そこまで気にしなくてもいい事だと思うが、上の写真の柵の部分に人間の影が見えると思う。つまり他の人が撮影している写真に自分の影が写り込んでしまう可能性もある。
長時間露光なので完全に静止していなければ影は写らないが、逆の立場だったら嫌なので私は気を使うだろう。
最も人気のあるスポットが鳥居の同じ高さくらいの堤防前のスペースだ。見物客もカメラマンも基本的にここで撮影していることが多い。
横に長いスペースであるがために、鳥居を真正面から、少し横からといった角度のある写真を撮影出来る。しかしながらやはり撮れる構図に大きな違いというのは生まれない。
言ってみればオリジナリティのある写真を撮影するには、撮影場所というよりかは撮影アイテムを駆使したり、波が高く上がった瞬間、鳥居の中に太陽、月を収めたり少し工夫をしないと量産型の写真になってしまいがちだ。
ちなみに、2月の深夜4時頃に訪れた際のカメラマンの人数はと言うとこれくらいだ。
冬のとても寒い時期の深夜にもかかわらず、多くのカメラマンがシャッターを切っていたのだ。
写真では明るく見えるが、実際には漆黒でライトがないと何も見えない。スマホの画面でさえ明るくて煩わしいと感じるほどに暗い。
ここに居るカメラマン達は皆、朝焼けを狙っている。つまり太陽が昇る2時間以上前から陣取り合戦は始めっているのだ。これから更に見物客もカメラマンも多く来るので、この場所から狙いたい!という願望があったら早めに来ることだ。
当たり前だが、太陽が昇る前後30分が最も込み合う。横一列のスペースが全て埋まっていた。
さて最後に紹介する場所は堤防下の浜だ。ここは少々危険が伴うのであまりオススメは出来ないが、撮影できる写真はダイナミックで迫力がある。
まず最初に注意点があるので確認してほしい。
潮の関係で通路が海水で水没している時は絶対に行かないように。一見分からないが、石がヌメヌメしているのと足がハマりやすい。夜間に行き、転んで身体ごと持っていかれたらと考えるだけで恐ろしい。
過去に死者が出ているので肝に銘じてほしい。
特徴として、空を多く取り入れた構図を作ることが出来る。また、ローアングルから超広角で撮影すれば迫力のあふ写真が撮れるであろう。
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様々な条件が一致した時にしか見れない自然現象「雲海」。例え雲海の発生条件が一致していても、必ず見れるわけでもなく計算しつくしても半分の確率でしか満足できる雲海は見れない。
筆者も関東近郊の色々な場所に雲海を見ようと戦いを挑んだ。だがその7割は失敗に終わる。雲海を見るには前泊するケースが多いのだが、それなのに見れないとかなりショックである。
まぁそれほど簡単に出会えるモノではないということだ。
今回の記事は、実際に筆者が自分の目で見た雲海の中から、関東近郊に絞り6箇所を紹介する。
これから紹介する場所もただ行けば雲海を見れると思ってはいけない。雲海の発生条件をしっかり頭に叩き込んで、前日のギリギリまで気象情報チェックし、行ける!と思った時のみ現地に足を運ぶべきである。
発生条件さえ知っていれば雲海は狙って見る事も可能と言われているが、雲海が発生したとしても雲の量が少なかったり、雲の標高が高すぎて雲海の中に居る状態、ということも少なくない。
発生は予想できても、「綺麗な雲海を見れる」とはイコールにならない。まさに神のみぞ知る世界なのだ。
雲海が発生するための基本的な条件を書いていくのでまずはちゃんと確認すること。今回は理論的な事までは掘り下げない。条件としてこういう時が発生しやすいと覚えてくれればそれで構わない。
雲海が発生する条件はだいたいこれくらいだ。細かい理由が知りたい人はgoogleで各々調べてほしい。
余談だが、雲海を見下ろせる場所というのはだいたい星も綺麗に見ることが出来る。
雲海見る時は早朝に行くことが多いが、時間に余裕があるのであれば朝日が昇る前の2時間前くらいから鑑賞するのをおすすめする。
地平線が段々明るく、オレンジや紫色に染まっていく過程はとても幻想的で自然の神秘を体感できる。
まず最初に紹介するのが山梨県にある「Fujiyamaツインテラス」から見れる絶景の雲海だ。
山梨県の笛吹市に位置するFujiyamaツインテラスは2021年に完成した新しい展望台だ。雲海が発生すれば、雲から富士山が頭を出した有名な構図を見ることが出来る。
注意点として、展望台に続く道はマイカーで進入することが出来ない。バスのみ通行できる。マイカーは1年中規制されているのだ。
バスの運行時間が日中の短い間なので雲海を見るためには徒歩か自転車で展望台まで登らなくてはいけない。
Fujiyamaツインテラスの詳細については別途記事にしているのでそちらを参考していただきたい。
富士山と雲海コラボ!山梨県のFUJYAMAツインテラスのアクセス、撮影の詳細
展望台からは富士山を余すとこ無く見ることが出来る。眼下には河口湖と街が広がる。
名称 | FUJIYAMAツインテラス |
住所 | 〒409-3704 山梨県笛吹市芦川町上芦川 |
駐車場 | 無料駐車場が複数あり |
施設料金 | 無料(バス片道200円) |
定休日 | なし(バス運行は火曜日定休) |
トイレ設備 | 有り |
飲食販売 | 自動販売機もなし |
電話番号 | 055-262-4111 (笛吹市役所観光課) |
ウェブサイト | FUJIYAMAツインテラス FUJIYAMAツインテラス 2 |
富士山と雲海コラボ!山梨県のFUJYAMAツインテラスのアクセス、撮影の詳細
続いて紹介する雲海スポットは、長野県の美ヶ原高原美術館から見れる雲海だ。
ここでは雲海が比較的発生しやすいので、狙っていけば高確率で雲海に巡り合う事ができる。
また、美ヶ原高原美術館は道の駅にもなっているので、駐車場から雲海を見ることが出来るのもポイントの一つ!
雲海が発生しやすい秋頃の休日は、キャンピングカーや車中泊の車でいっぱいになる。
上の写真はテントを張っていた方が居たので撮影したのだが、通常はキャンプは出来ないので注意。
名称 | 美ヶ原高原美術館 |
住所 | 〒386-0507 長野県上田市武石上本入 美ヶ原高原 |
駐車場 | 24時間開放、無料 |
施設料金 | 美術館に入るのは有料 |
定休日 | 無し、冬季期間は美術館のみ閉鎖(駐車場は利用可) |
トイレ設備 | 外に有り |
飲食事情 | あり |
電話番号 | 0268862331 |
公式ページ | 美ヶ原高原ウェブページ |
オススメシーズン | オールシーズン |
続いて紹介する場所は長野県と群馬県を結ぶ道路「志賀草津高原ルート」より、「長野県側」を望む雲海だ。
写真を撮影している場所は「横手山ドライブイン」だ。
志賀草津高原ルートの雲海は、渋峠より群馬県の草津側を望む景色が有名だが、実は反対側の雲海も素晴らしい事を多くの人は知らない。
横手山ドライブインから見れる雲海の特徴として、太陽が沈む頃(夕方)にも雲海が出来やすい。
名称 | 横手山ドライブイン |
住所 | 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149 |
駐車場 | 無料有り |
施設料金 | 無し |
営業時間 | 売店9:00~15:40、レストラン喫茶9:00~15:20(LO15:00) |
定休日 | 月によって変動(冬季は休業) |
トイレ設備 | 有り(営業時間内のみ) |
飲食事情 | 有り |
電話番号 | 0269-34-2338 |
公式ページ | |
オススメシーズン | オールシーズン |
また、もう一つ特徴があるとすれば駐車場に停めてある愛車と雲海を一緒に撮影出来る。
車やバイク撮影が好きな人、風景撮影が好きな人、一石二鳥な撮影が出来るのでオススメだ。
愛車を画角内に入れて撮影するなら周りに車が居ない時を狙おう。また、上の写真は夕方の18:30頃なので辺りは薄暗い。車にも光が当たらないので黒つぶれしやすいので、ハーフNDフィルター等があるといいだろう。
夕方を過ぎ夜になると、眼下には旅館街の灯りがぼんやりと見えてくる。
盆地のような構造になっているので、写真に写すと隔絶された秘境感が出る。
続いて4つめに紹介する雲海は福島県の磐梯吾妻スカイラインの頂上にある浄土平レストハウス。
隣には吾妻小富士があり、約10~20分ほどの軽い登山で絶景雲海を見ることが出来る。
以前までは夜間規制があり頂上まで行くことが出来なかったのだが、2022年は夜間規制が解除されて終日走行可能となったことで、朝の雲海を見ることが出来る。
基本的には終日走行可能なのだが、天候、火山活動により通行止めや規制がかかることが多い。
行くときは必ず事前に道路情報をチェックすること。
名称 | 吾妻小富士(雲海が見れる山名)、浄土平レストハウス(駐車場がある場所) |
住所 | 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山(浄土平レストハウス) |
駐車場 | 有料(夜間は無料)、2022/7末までは無料 |
施設料金 | 無し |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | 浄土平レストハウスにあり(終日) |
飲食事情 | 浄土平レストハウスにあり |
電話番号 | 0242642100 |
公式ページ | 浄土平レストハウス |
オススメシーズン | 冬以外 |
浄土平レストハウスに車を停めて、登山すること約10~20分で吾妻小富士の山頂に着く。山道は綺麗に整備さた階段があるので、山を登っている感覚は無いように思えた。いい意味で言うとガチ登山の格好で行かなくても大丈夫だ。
朝日が昇る前の吾妻小富士はもちろん真っ暗だ。そして頂上に着くと、台風のような風が吹いていることがとても多い。とにかくめちゃめちゃ強い風が吹いているのだ。
防寒対策もしっかりだが、初心者でも簡単に登れる吾妻小富士とて夜間の登山は危険を伴うので最低限の装備はしっかりしていくこと。
頂上からは福島市を一望できる。晴れていれば街をくっきりと確認できる。
最後に紹介するのは言わずもがな、あまりにも有名な富士山からの雲海だ。有名であるということは絶景ということなのだ。
筆者が見てきた雲海の中でダントツで美しいと思い、息を呑むとはまさにこういう事なのだと実感した。
日本で一番高いところなので、見渡す限り全てが自分より下にある(当たり前だが)。
雲海というものは大体どこか山が頭を出していたりするのだが、富士山に限っては全てが雲海なのだ。
名称 | 富士山 |
駐車場 | 有料あり |
定休日 | 無し(シーズン中のみ) |
トイレ設備 | あり |
飲食事情 | あり |
オススメシーズン | 夏 |
富士山から見れる雲海は日の出前と日の出後で全く違う姿を見せる。
日の出前はというと、地平線が徐々に赤みを増すが、空高いところはまだ青い。
そして雲海で街の光が遮断されているので下界は真っ暗に見える。
上の写真は合成でもなく、目で見たリアルな写真に仕上げた。富士山の山頂からはこのようなCGのような絶景を見ることが出来る。
対して、太陽が昇り始め顔を見せ始めた時は雲が真っ赤に染まる。とても幻想的な光景であって、中々お目にかかれない。
この赤みを帯びた雲は一瞬で終わってしまう。
太陽が昇り時間が経過すると、赤みはなくなり通常の色に戻りはじめる。
短時間のうちに様々な景色の変化を見ることが出来るのが富士山から見れる雲海の特徴でもある。
以上が関東の近郊で見ることが出来る雲海5選。紹介している場所は、あくまで筆者が実際に行ったことがある場所で、ランキングとかではないので注意。
簡単には見ることが出来ない雲海が故、実際に見れたら大きな感動と幸福感を得ることが出来るだろう。
今後も雲海を紹介していく予定なので乞うご期待。
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梅雨の時期に入ると日本各地であじさい祭りが始まる。今年2022年は異例の速さで梅雨明けをしてしまい、梅雨を殆ど感じず一気に夏シーズンに入ってしまった。
本来ならまだ梅雨真っ只中なのであじさいも活きが良いのだが、連日の猛暑日の暑さで既にあじさいの見頃は終わりに差し掛かっている。
しかしまだ活きが良いあじさいが見れる場所がある。それが今回紹介する「雨引観音」である。
雨引観音のあじさい祭りの特徴として、通常のあじさいと、水に浮かんだあじさい「水中華」を見ることが出来る。
水中華はあじさい祭り中の、最後の一定期間しか開催されないので、それも含めて詳しく紹介していく。
ちなみにこの記事はあじさい祭り(特に水中華)についてを書いていくので、雨引観音の拝観、祈願等については殆ど触れないでおく。
あじさい祭りを紹介する前にちょっとだけ「雨引観音」とは、に触れておこう。
まず、正式名称は「真言宗豊山派 雨引山楽法寺」と言い、通称が「雨引観音」というわけである。
茨城県の桜川市に位置しており、読み方は「あまびき かんのん」と言う。
ご利益としては、安産子育てとして有名な場所ということである。
他には子授け、厄除け、金運のご利益もあり、坂東観音霊場の第24番礼所でもある。
主にあじさい寺としても有名で、あじさい時期に来る人の数は鎌倉にある明月院と並ぶ。約100種類、5,000株ものあじさいが咲き誇るので、当然激混みするのも必至。
毎年6月頃にはおよそ1ヶ月間のあじさい祭りが開催され、終わりの約10日間前後は池にあじさいを大量に浮かべる「水中華」が開催される。
また水中華は17~21時の間でライトアップも行っている。
名称 | 雨引観音 |
住所 | 〒309-1231 茨城県桜川市本木1 |
駐車場 | 無料(24時間開放) |
時間 | 開門6時、閉門22:00時、ライトアップは17~21時まで |
あじさい祭り期間 | 2022/06/01 ~ 07/10 |
施設料金 | 無料 |
定休日 | 無し |
トイレ設備 | 有り |
飲食事情 | 有り |
電話番号 | 0296-58-5009 |
公式ページ | 雨引観音公式ページ 雨引観音Facebook |
オススメシーズン | 6月のあじさいの時期 |
ちなみに雨引観音からは平野と筑波山も見ることが出来る。
雨引観音は茨城県の桜川市にある。雨引観音までは細い坂道を約2km登ることになる。
基本的には車で行く場所にあるので電車を使う場合は、駅からタクシーを使うことになるだろう。
〒309-1231 茨城県桜川市本木1
雨引観音には観光バスも駐車できる大きい駐車場が完備されている。もちろんあじさいの時期にはその駐車場も満車になってしまう。
駐車場は第1から第5駐車場まで存在し、第1駐車場が最もアクセスにしやすい場所にある。
まず覚えていてほしい事は、あじさいが見頃を向かてている時期(6月中旬付近)は多くの観光客で駐車場がすぐに満車になってしまう。およそ300台も停められる駐車場が朝の9時頃には満車になってしまうのだ。
以下に雨引観音の駐車場についてのポイントを箇条書きにしていくので確認するといい。
先に結論を言うと、第1、2駐車場に駐車するのが最もアクセスしやすい。
そして一番広い駐車場になる(第1と第2は直結しているため)
先程、雨引観音には5つの駐車場があると書いたが、その中で雨引観音に近い駐車場は第1〜第3までとなる。
第4と第5駐車場は決して遠いわけではないのだが、坂道を徒歩で登らなくてはいけなくなる。
ちなみに、正門の最も近いのは第3駐車場である。
第1、第2 駐車場は正門の反対側にあるので勾配が一番少なくて済むが、正門を見たいなら階段を下り、また登って駐車場に戻るという工程が発生する。結構階段数があるので足腰が悪い人は正門を見ずに本堂に行くほうが良いと思われる。
このような一時しか見ることが出来ない場所は、当たり前だが爆発的に観光客が集中する。1ヶ月、見頃に関しては10日間前後、全国から波のように押し寄せるので、雨引観音に続く細い山道は試練の道へと変わる。
オンシーズンに行くのに空いているだろうか?なんて考えてはいけない。常に混雑しているが、その隙間を縫うとしたら、やはり平日が最も良いのは考えずともわかること。
まぁ何が言いたいかと言うと、
遅くとも9時前には現地に到着する事!
先程も書いたが、見頃の土日祝は朝の9時には満車になってしまうので、それ以降の到着予定だと渋滞は不可避だ。
次のページではあじさい祭り
水中華について詳しく解説していく
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梅雨に入るとあじさいの季節になりますね。一年で最も気分が下がり気味な6月、毎日雨や曇ばかり、太陽を拝めないと鬱になってしまうよ!という方も多くいらっしゃるはず。
そんな梅雨の時期だけど、せめて少しばかりは晴れやかな気分になる日が欲しいのも確か。心が晴れやかになるかは分からないが、境内にまんべんに咲き誇るあじさいを見ればそんな気持ちを少しだけ払拭出来るかも。
今回は神奈川にあるとっても有名な明月院のあじさいを見てきたのでその詳細綴っていく。
つい先日行った時の写真を掲載するが行く時間が少し遅れてしまったため、誰も居ない境内は撮影出来なかった。
今回は明月院の駐車場情報と、インスタとかでよく見る構図を撮影するために努力することを書いていく。
あじさいの見頃:6月中旬〜下旬
開花時期:5月下旬〜6月下旬
あじさい寺として有名な明月院。絶景写真として数多く紹介されているので、一度耳にしたことがある人も居るのではないかと思う。
毎年6月の梅雨の時期になると境内には2500株を超える多くのあじさいが花を咲かせる。明月院ブルーとも言われ、全国から多くの人を呼び寄せるのだ。
石段の両脇の咲き誇るあじさいはあまりにも有名すぎる写真だ。
ここ明月院は1159年に平治の乱で戦死した武将の供養として建てられたという。
もともとは明月院という名称ではなく、明月庵と言われていたが後に改名。
境内には鎌倉最大のやぐらと言われる「明月院やぐら」や、丸い窓の先には通常は非公開の庭園(時期限定で入れる)がある。
名称 | 明月院 |
住所 | 〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
営業時間 | 8:30~17:00(6月のみ)、通常は9:00~16:00 |
定休日 | 無し |
料金 | 大人 500 円 、中学生 300 円 、小学生 300 円 本堂裏庭園拝観は別途で500円 |
駐車場 | 付近に多数有り、詳しくは後述 |
電話番号 | 0467-24-3437 |
あじさいの見頃 | 6月中旬〜下旬 |
明月院は神奈川県の鎌倉市に位置している。付近には「北鎌倉」駅もあり電車でのアクセスは良い。
しかしあじさい祭りの期間中、車で行く場合は駐車場が足りない状況になるので極力電車を使った方がいいだろう。
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
明月院には専用の駐車場は無い。車で行く場合は民間の駐車場に停めるしかないのだが、期間中の明月院付近の駐車場は激混み状態になる。
土日の9時ころになるとほとんどのコインパーキングは満車状態になる。出来るだけ電車等の公共交通機関を使うのが好ましいのだが、どうしても車で行く場合は渋滞&駐車場難民になる事を覚悟していこう。
下の駐車場一覧は、明月院から近い順に紹介していく。
明月院から最も近い駐車場である。踏切の目の前のにあるので、渋滞していると反対車線から進入することはかなり厳しいと言える。
またあじさい期間中は最大料金が適用されないので注意。
ここも明月院からかなり近い駐車場である。こちらも踏切のすぐ近くにあるので反対車線からの進入は気を使うことになるだろう。
また、上の駐車場と同様に最大料金が適用されないので注意。
皆安心なタイムズの駐車場。ネットで空き情報が見れるので、行く前に確認するといい。
ここに駐車するとフロントが道路にスレスレくらいなので、長いハイエースのような長い車両は厳しいかもしれない。
比較的新しい駐車場である。新しいが故にgooglemapではまだ登録されていないようだ。
広いので大きい車でも駐車しやすいのが良い。筆者もここで駐車した。
ここのタイムズは駐車場が広く停められる台数も多いので割とチャンスがある。
なんと2台しか停められない駐車場がここだ。しかも狭い上にバックで停めないと出る時に悲惨なことになるだろう。
ここの駐車場も広い。そして最大の特徴がトイレ設備があるということだ。
例えばここで前日夜入しての車中泊を行うのであれば、トイレ設備があるココ一択になる。
最大料金が比較的安いのが特徴の駐車場。
※あじさい期間は最大料金は適用されない模様。
次に紹介する駐車場もgooglemapではヒットしない場所だ。
2台のスペースがあるのだが、広くはないのと、道路に面しているのでバックで入れるのも大変そうだ。
特徴としては、フラップ板が無いので車高の低い車でも駐車が可能な点だ。
明月院から少し離れている割には料金が高い印象を受けた駐車場。
結構広いタイムズの駐車場。今回紹介した駐車場で最も遠いところにある。
と言っても、徒歩10分程で1km未満である。
以上が明月院付近のコインパーキング事情である。
何度も言うが、コインパーキング沿いの道路は踏切があるゆえにかなり渋滞する。そもそも交通量が多い道である。
そして必ず注意するのが、期間限定で最大料金の適用が無効化される駐車場もあるということ。
踏切に近い2つの駐車場は明月院へにアクセスが良いが、期間中は最大料金なしなので注意!
6月中旬があじさいが最も潤う時期ということは伝えたが、もちろんその時期に合わせて人も大量に押し寄せ潤うのだ。
それも尋常ではないほどに混む。どれほどかと言うと、開門の30分前(8:00)で100人以上は行列が出来ている状態だ。
筆者が行ったときは平日で空いているかと思ったらこのザマだ。余裕を持って30分前に行ったのだが甘く見すぎていた。
もし貴方が誰もいないあじさいの風景を撮影したいなら少なくとも7時頃には並んで最前列組に入らないと厳しいだろう。
その理由も後述する。
筆者は明月院付近の駐車場には朝の6時頃には着いていたのだが、周辺駐車場の取材をして時間がなくなり、機材を持たずに7:30頃に行ったら既に20人程並んでいた。
上位30人くらいなら開門ダッシュをして無人のあじさい風景を撮影できるが、50番目くらいになるとそれはほぼ不可能といえる。
そして、土日の晴れた日の場合はそれ以上に混むことが予想される。
朝の6時には駐車場に車を置いて、門まで見に行ってみよう。混んでいたら直ぐにカメラを持ってこよう。
門の料金所をまっすぐ上がると有名なあじさいが咲き誇る石段が姿を現す。明月院の代表的な撮影スポットだ。
来ているカメラマンはダッシュしてこれを撮影しに行く。
このように無人の石段を撮影出来るには開門してから30分間しかないのだ。
なぜかと言うと、9:00までの30分間はこの石段を通行止めにしている。よって柵の手前には人が波のように押し寄せる。
ここで注意してほしいのが、開門直後の撮影ラッシュの時に中腹を横切ったしてしまった人が、カメラマンに「邪魔だよ!」「どけよ!」「おいっ!」と罵声を浴びせられていた。
別に悪い事をしているのでは無いのだが、そういうカメラマンも中にはいるって事を念頭に置いておこう。
そしてここの撮影場所は同じ写真を撮影した人達で非常に混雑することになる。下の写真を見てほしい。
これは開門して2.3分後の写真だ。どうであろうか?皆ここからの写真を求めて同じ場所に集結してしまう笑
最前列に行かないとキレイな写真は撮影出来るわけもない。しかし、待っていれば次第に前に進める。中には横入りしてくる人も居るので、こういうときは消極的にならずにグイグイ前に歩を進めよ!
ちなみに9:00に封鎖が解除されると一気に人が流れ込んでくる。
そして明月院のもう一つの見どころが「悟りの窓」という丸い窓がある間だ。こちらもあじさいの石段と同じく人気の撮影スポットになっているので、撮影行列が出来るのだ。
石段の登った先にあるので、まずは石段を見てから悟りの窓というルートになるだろう。
悟りの窓は順番制であるが故、撮影出来る場所が一箇所になる。このように柵で囲まれているので並ばずに別角度から撮影といったことは出来ない。
では、開門15分後(8:45)ころの悟りの窓付近をみてみよう。
こちらも既に渋滞が出来ている。ディズニー◯ンドかってくらいに院内は混み合うので、やはり朝イチで来るに越したことはない。
順番が回ってきたら撮影するのだが、各々だいたい30秒くらいの持ち時間で交代していた。
つまり30秒くらいのペースで流れているのに、一組だけ3分とか居座ってしまうと嫌な視線に悩まされるだろう。
なので、自分の番が来る前にカメラの感度やSSといった設定は予めしておこう。
悟りの窓の有名な写真といえば、画角内に丸い窓のみがある写真なのだ。実は撮影場所から悟りの窓までの距離は少し遠いのだ。
例えばスマホのカメラ(標準)で撮影した場合は、遠すぎて手前の物も画角内に入り込んでしまう。
例にスマホで撮影(標準レンズ)した画角はこんな感じに仕上がる(実際は一眼レフで撮影)
APS-Cで56mm撮影した写真が下の写真だ。
一眼レフで撮影するのであれば広角よりも、望遠系のレンズを持っていくことをおすすめする。
悟りの窓を撮影するのであれば9:00までがチャンスタイムと言える。それはなぜか?
悟りの窓の裏には庭園があるのだが、9:00に庭園が開放される。すると窓の奥側の人が写り込んでしまうのだ。庭園自体は別途500円かかるので皆が入れるわけではないが、庭園待ちの行列も出来ていた。
明月院のあじさいの見頃は6月中旬から下旬までだ。結構期間が短いので混雑は回避できない。
筆者のオススメとしては平日にしぼり、開門1時間前に並び、石段を撮影、次に悟りの窓を撮影。この間は30分以内で済ます。
あじさいが咲き誇っているので足を止めて見たくなるかもしれないが、優先順位をちゃんと決めないと撮影出来なくなってしまうので注意すること。
皆大好きアンブレラスカイ。僕も大好きアンブレラスカイ。そんな傘マニアのために送る記事とする!
梅雨の時期になると外出するのが億劫になるのは当たり前なこと。まして雨なんて降ってしまったら引きこもりモード全開だ。
しかし、梅雨の時期にこそ行きたいスポット、もっというと雨が降っていると更に美しい光景になるスポットの紹介だ。
6、7月は全国でアンブレラスカイの展示が始まる。アンブレラスカイとは傘を空中に吊って展示しているイベントだ。
どうやら近年インスタ映えとしてアツいらしい。インスタ映えホイホイとでも言うべきか(自分です笑)
他のアンブレラスカイについてはこちら↓
俺史上1位のインスタ映え!福島県のハーブ園でアンブレラスカイを撮影してきた
そして今回の記事は軽井沢で現在開催しているアンブレラスカイの詳細を綴っていく。この記事はアンブレラスカイのイベントにフォーカスした記事になるので、施設のお店やランチ等については一切触れない。
今回の舞台は長野県の軽井沢にある「ハルニレテラス」という場所だ。ハルニレテラスとは旅行好きな人なら知っている「星野リゾート」が手掛けるエリアの一部だ。
軽井沢の湯川に沿って建てられているウッドを基調としたショッピング街とでも言うべきか。ハルニレテラスのエリア内には16個のお店が出店している。個性的なショップ、レストランが並んでいる。
もちろんカフェもあるし、食べ歩きもできるので家族や友人と来て楽しむのもいいだろう。
ハルニレという木が100本以上自生しており、晴れた日には木々や葉の隙間から日差しが降り注ぎとても気持ちがいい。軽井沢は避暑地でもあるので夏でも比較的涼しい。
名称 | ハルニレテラス |
住所 | 〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148 |
営業時間 | 8:00 ~ 22:00 ※お店によって異なります |
定休日 | 無し |
駐車場 | 有り ※複雑なので駐車場ページ参照 |
電話番号 | 05035373553 |
そんなハルニレテラスでは梅雨の時期に合わせて、アンブレラスカイという傘の展示が行われる。最近インスグラムで広告を打ち出しているので目にした人も居るのではないか。
全国様々なアンブレラスカイがあるが、筆者が思うに軽井沢のアンブレラスカイは夜に本領を発揮するのだ。特に、雨が降っているor降った後、そして霧が出始めた頃が最高な雰囲気に仕上がる。
めったに出会えないが霧が出ている瞬間は幻想的で、まるで映画のセットの中にいるような錯覚までしてしまうほどだ。
霧が出たときはラッキーな日なので、帰らずに写真をバシバシ撮影しに行こう
アンブレラスカイは期間限定の展示になるので、行きたいと思ったらすぐ行動しよう!迷っているうちに終わってしまうぞ。
イベント名 | 軽井沢アンブレラスカイ2022 |
期間 | 2022/06/03 ~ 07/10 |
時間 | 8:00 ~ 22:00 (お店の営業時間) |
ライトアップ時間 | 18:00 ~ 22:00 |
シャボン玉の時刻 | 10:00と16:00から約4分くらい |
ハルニレテラスは車はもちろんのこと、電車でのアクセスも可能だ。
〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148
詳しくは公式ページのアクセスについてを参照
ハルニレテラスには複数の駐車場が存在するが、まず平日と土日とで料金体系が変わってくるのと、土日の駐車場は9時くらいから満車に近い状態になってしまうので気を付けること。
また駐車場自体は24時間開放ではないので注意すること。
開放時間は7:00 ~23:00までだ。
この駐車場の項では「アンブレラスカイ」を見るためにはどこに駐車するのが適切なのかを解説しいく。伏せて公式ページの駐車場情報を参照すると良い。
筆者的に一番のオススメは「P3」駐車場だ。アンブレラスカイまで歩いて1分もかからない。
しかし、P3は中軽井沢駅に一番近い駐車場となっているため、下から登ってきた車が最初に目にする駐車場なのだ。
故に一番早く満車になってしまう。しかもP3は駐車場自体が狭いためすぐに埋まってしまうのだ。
上の写真は満車のために、ゲート前で待機している車列だ。中の車が出ていかない限りこのゲートは開かないので、駐車場渋滞が起きかねない。
P2ならアンブレラスカイにも近いので、もしP3が満車だったらP2に停めよう。こっちは大きい駐車場なのですぐに満車ということは避けられるだろう。
ここからは、アンブレラスカイを撮影したい人のための解説になる。行く日が平日なのか土日なのか、昼なのか夜なのか、晴れなのか雨なのか、様々な条件があると思う。
まぁ極論を言ってしまうと、
ということだ。昼間がたとえ雨でも曇りでも映える事には違いないのだが、欲を言うなら傘の隙間の青空、木々の光り輝く緑を見たいなら晴れのほうが良いと言えるだろう。
しかし、雨が降ることで傘にしたたる水滴、奥深く響く木々の緑、晴れとは全く違う世界観を見せてくれるのもまた事実。
ハルニレテラス内のアンブレラスカイは大きく分けてエリアAとBに分けられる(ここではAとBと呼ぶ)
とは言っても、AとBは歩いて10秒くらいの超近い場所にあるのだが笑
ハルニレテラスの広告で見る場所の多くはエリアAで撮影された写真になる。
エリアAのアンブレラスカイは縦に長く伸びたレイアウトで傘が釣られている。
エリアBは北側に位置している。何度も言うが両者はとても近いのだが。
こちらは木々を多く画角に取り入れたい人にオススメだ。またヨーロピアンなテーブルとチェアも置いてあるので、もし誰も居なければ良い雰囲気な写真になるだろう。
単純にアンブレラスカイだけを撮影したいというのであれば、駐車場が開放される朝7時ころがオススメだ。
その理由として、人がほとんど居ないからだ(平日に限る)。やはり人気観光スポットなので朝9時の時点で駐車場は埋め尽くされ、ハルニレテラスには大量の人達で賑わってしまう。
雰囲気としてはいいのだが、アンブレラスカイを撮影したい人にとってはちょいと邪魔になるだろう。
また、夜の雰囲気を撮影したいのであれば21時くらいがオススメだ。中途半端に19時くらいに行くと人もまばらに居たりしてゆっくり撮影出来ないし画角内に入ってしまう。
また夜の雰囲気は人が居ないほうが格段に良いのであえて遅い時間帯に行くのだ。
10時と16時丁度に約4分くらいシャボン玉が飛ぶ演出がある。コレ目当てで来てみたという人も居ると思う。
ここで注意点が幾つかある。
まず、シャボン玉はエリアAでしか飛ばないので注意していただきたい。傘が釣られている屋根にシャボン玉を噴出する機械が設置されている。
これがその機械なのだが、意外と地味な感じで当初は周辺一帯がシャボン玉で埋め尽くされるのかと思っていたのだがそうではない。
この機械半径3メートルくらいしか飛ばずかなり狭い範囲なのだ。ちょっと地味だなと感じてしまった。
晴れているとシャボン玉に光源が反射して美しく光り輝く。範囲が狭いので、広角レンズよりかは望遠レンズで切り取った画にしてみたほうが良いと思われる。
筆者的に最もおすすめの時間帯は夜だ。それも21時以降くらいがもっとも撮影に丁度いい時間帯なのだ。
たとえ土日であっても21時をすぎると人は格段に減ってきて、三脚を使ってゆっくり撮影することが出来る。
しかも人は少ないのにお店によっては営業しており、電気もついている。場合によっては人が居ないのに灯りだけついているホラー映画に出てきそうな雰囲気な写真を撮影出来るかも。
夜は夜でも雨が降っている状態、又は降った後を狙って行くことを強くおすすめする。というか絶対に行け!!!
昼間とは比ではない、尋常ではないほどインスタ映えする写真が撮影出来る。
雨が降るだけで雰囲気も世界観も全くの別物になる。
このように雨が降るとウッドデッキが濡れる。すると光や傘をぼんやり反射するのだ。
雨が降るだけで一気に煌びやかな世界へと移り変わる。そのうえ人が殆ど居ないので少し寂しい感じも漂わせる事が出来る。
他のアンブレラスカイについてはこちら↓
俺史上1位のインスタ映え!福島県のハーブ園でアンブレラスカイを撮影してきた
軽井沢は年間を通して霧が多い地域なのは知っているだろうか?
それは碓氷峠からの上昇気流が急激に冷やされるために起きる自然現象だ。写真家にとって霧というのは味方でもあり、敵でもある存在。
幻想的な写真には霧が必要だが、霧が多いと何も見えない。山頂で霧深くて何も撮影出来ずに下山すると快晴だったなんて日常茶飯事。
ここ、ハルニレテラスでは霧は味方だ。
夜に霧が発生すると、もう凄い!言葉では言い表せない。幻想的すぎて昇天しかけるくらいに異世界になる!
霧の効果で光源が拡散される。霧が程よい量だと、ぼんやりとした雰囲気に仕上がる。別の言い方をするとコントラストが低くなったような効果を得られる。
映画のセットの中にいるような錯覚までしてしまう。霧が多いと照明もビーム状に映ったりする。
巷でホットなアンブレラスカイ。貴方もこのブームに乗っかって一度は見てみるといいだろう。軽井沢なら東京からでもアクセスがいいし、ショッピングする場所も食事する場所もふんだんにある。カフェも大量にあるのでデートとかにはもってこいの場所だ。
筆者も近いうちにその日が来(ry
アンブレラスカイの期間は長くはないので早めに行くべし!
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前回の記事に引き続き、チームラボの豊洲について記事を解説していく。
前回は、アクセスや駐車場等について書いたが、今記事では実際に体験してみてどういった写真が撮影出来るのか?どのような体験が出来るのか?等、詳しく書いていく。
チームラボ(豊洲)について知らない方のために簡単に紹介すると、光や音を融合させて自然界では見ることの出来ないアートを作り出す。それは今で言う、インスタ映えそのものだ。
チームラボの施設は小さなテーマパークのよう、もちろん1人でも楽しめるが複数人で行ったほうが遥かに楽しいし、思い出作りになる。
学生の思い出作りには最高の場所だと思う。
チームラボ豊洲のアクセスや駐車場については以下の記事を参考にしてほしい。
2023年12月に閉館のチームラボ豊洲に行ってきた!アクセスや駐車場について
※誤字脱字多いと思います。見つけ次第修正していきます。
ではここでどのような写真が撮影出来るのだろうか?気になる方も多いだろう。
まずはハイライトとしていくつか写真を載せる。ちなみに今回紹介する写真の画角については、スマホのレンズでは撮影出来ない画角がある。
またインスタ映えするような写真はgoogleでもinstagramでも検索すれば山のように出てくるので、そちらを検索してみるのも良いかもしれない。
この記事では悲しくも1人で行った時の写真なのでポートレート写真は一切ない。
チームラボ豊洲の会場に行く前に幾つか注意することがある。
家を出る前の準備段階の時点で読んでもらいたい項もあるので、家を出てから目を通してもあまり意味がない。
筆者が感じた注意することはざっとこれくらいだろうか。これらの詳細は別の記事でまとめている。
2023年12月に閉館のチームラボ豊洲に行ってきた!アクセスや駐車場について
施設内では裸足での移動となるので、足先は清潔にしておいたほうが良い事。
足のスネ辺りまで温水が張っている部屋があること、床一面が鏡張りでスカートの中が見えてしまう恐れがあること、服装に気を使うようにしたほうが良いだろう。
もし貴方がちゃんとしたカメラを持って行き、三脚を据えて撮影したいというならその願いは叶わない。
施設内では三脚の使用が禁止されているからだ。しかしながら三脚を使用しないと、カメラ的に厳しい場所もある。
そこは割り切ってISOを上げるしか無い。ISO2000~6400くらいを常用する事となるだろう。
チームラボでは三脚は使えないので、そもそも持っていく機材リストから外しておこう。
知らなくて特に困ったのは施設内で飲食出来る場所が無いということだ。厳密に言うと、お金を払って見る有料エリア(屋内)は飲食出来ない。
外に出ると施設内にラーメン屋さんがあるが、屋内には自動販売機もない。
基本飲食禁止だが、屋内のロッカールームで飲み物を飲むくらいならしてもいいとは思う。
ここで注意することはもし貴方が長居する場合、予めお腹を満たしておかないと空腹で途中退場することとなる。そしたら再入場は出来ない。
少なくとも飲料水だけは忍ばせておこう。
土日祝、ここは非常に混む。めちゃくちゃ混雑する。常に渋滞が発生している!そうなると写真を撮影してもどこかに他人が写ってしまう。仕方の無いことだが、写真に対して意識が高い人であればやはり他人は切りたいものだろう。
人がいないタイミングを狙うことは現実的に厳しいものである。従って、土日祝に人が写り込まない写真を確実に撮影したい場合は、会場の開園と同時に入るしか方法が無い。
平日なら10:00、土日祝なら9:00から開園なのでそれまでには入場列に並んで待機しておくこと。当たり前だが開園時間に来たのでは遅い!本当に良い写真が撮影したいなら早くて30分、遅くても10分前には会場に到着している事が望ましい。せっかく来たのに後悔しないためにもね。
例えばこの写真をご覧いただきたい。これは平日11:00頃の写真である。美しい写真であるが人がたくさんいる。もしこの中央に被写体を1人だけ立たせることが出来たら、それはもう最高最強のインスタ映え写真になることだろう。そういう事も考えると、早く行くことに越したことはないのだ。
よし!やっと本題に入れるぜ!ここからは施設内にどのような展示があるのかを実際にのルート通りに紹介していく。
ゲートをくぐり会場内に入ると、まずはロッカーがたくさんある部屋に通される。ここで私物をロッカーに預けて着替える。着替えると言っても靴下を脱ぐくらいだが。大きな荷物(キャリーケース等)はロッカーに入らないので注意していただきたい。
ロッカー自体は複数使えるので、衣装がたくさんある人は小分けにして持ってくるといいだろう。
ロッカールームからルート通りに進むと真っ暗な長い廊下が現れる。ぼんやりとした青白い光が発光している。ここで急にチームラボの世界に引きずり込まれるのだ。下の写真は実際の目で見た通りの明るさに編集してみた。光以外何も見えないし、どうなっているのだろうか?というワクワク感が初っ端から爆発するのだ。
そしてこの暗闇の中を進んでいくと「坂の上にある光の滝(作品名)」に行き着く。登り坂に水が流れ落ち、そこを歩いて登っていく。
いきなり水のステージに入ることになるのだ。
右側の白く光っている坂は上からに水が流れ落ちてきているので水に濡れることになる。とはいっても足の裏が濡れるくらいの水流である。
坂の頂上には滝がある。滝にだけ照明が当てられているので空中から滝が発生しているかのように見える。
煙にも見えるらしいが滝なのだ。
滝のエリアを抜けると次は柔らかいクッションに包まれた部屋がある。ここはヨ◯ボーのようなクッションが部屋全体に敷き詰められ歩くたびに深く沈み込む。泥沼にでもハマったかのように水平間隔がなくなってしまう。
入り口から出口まで短い距離だが、まっすぐ歩くことが困難で2,3歩歩くたびにバランスを崩し転んでしまう。
面白いのが、ココに居る皆が転びまくっている光景が不思議でたまらないのだ。
さて、チームラボが本気を出してくるのはここからだ。一気にインスタ映えな写真を撮影出来るエリアになる。
このエリアは天井からクリスタルを模したLEDが大量に吊り下げられており、呼応する光によって反射されキラキラ美しく光る。
また、壁、床、天井が鏡張りになっているので延々と続いているかのように錯覚してしまう。
光はグラデーション調、単色、様々な色に切り替わり、そのスピードも早かったり緩やかだったり、地点Aから地点Bまで動くように光ったりと色彩豊かだ。
床が鏡張りになっているのでスカートの中が見えてしまうので注意。
天井を見上げた写真、レーザービームが降り注いでいるかのように見える。
このエリア内のどこかに、光がどういったパターンで発行するかをコントロール出来るシステム制御室があるのだ。その秘密の部屋を探し当てることで、自分が見たい発光パターンを選択する事ができる。その秘密の部屋を教えることは出来ないので自分で探し出してほしい。
もし見つけられなかった人は、チームラボのアプリでも操作が可能だ。下の写真がコントロールアプリなのだが、多くのパターンを選択することが出来る。
他にもコントロールしている人がいたら、その間は自分のコマンドは送信されない。
1人で来ている方、安心してください。ここでは全面鏡張りなので自撮りをしていないように見せかけて、自撮りができる!
そして不思議な写真が撮影出来る。
上の写真は全面鏡張りの三角形の部屋で撮影した写真である。正面を撮影しているはずが何と自分の横の姿が見えているではないか。
トリックアートの館みたいな仕掛けなので普通に見ているだけでも面白いし写真で撮影しても面白い撮影だが出来る。
このサイバー感がたまらないですよね〜。緑に光っている時ならマトリックスみたいな写真っぽくなるかも。このようにカメラを構えている自分を、他人が撮ってくれたような写真(自撮り)も可能である。
会場内を広く撮影したい場合は、魚眼レンズや超広角レンズが必要になってくる。ここは全面鏡張りになっているので広く撮影すればかなりダイナミックな写真になる。一眼レフをお持ちで魚眼レンズを持っていない方はこれを機に買ってみるのもアリだ。
この記事は2ページで構成されています
残りは次のページで詳しく解説していく
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