ビデオ三脚「Flowtech75 」レビュー そのメリットとは? #2

flowtech75

先月、Fliwtech75(以下Flowtechに統一)の基本レビュー編として記事を書いたが、実際に使った際の使い勝手などは省いていたので今記事は使ってみてのメリットとデメリットを実践レビューする。
まず前記事でも述べた通り、この三脚はワンマンオペレーションでの撮影をメインとしているカメラマンには、非常に使い勝手のよい考え抜かれた三脚であることを伝えておく。

もし貴方が新しくビデオカメラを購入する際に、三脚選びに困っているのであれば少々値段が張ってしまうが、Flowtechを購入することを強くおすすめする。

ちなみに私が購入した際は、B&Hにて輸入した。雲台なしで配送料込の約12万円ほどだったが、執筆現在で確認すると約14万円に値上がっていた。
2018年4月から、SYSTEM5でも商品を取り扱い始めたので、輸入が恐いという人は日本のショップで購入するといいだろう。しかし、脚のみの販売は行っていないので注意が必要だ。
また物によっては、スプレッダーが付いていない場合もあるので注意してほしい。スプレッダーは必須アイテムだ。

Flowtech75については他にも記事を書いているのでぜひ見てほしい

前置きが長くなったが、まずメリットのほうから見てみよう。

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伸縮スピードの強み

Flowtechの最大の目玉はクイックリリース機能であることは言うまでもない。
前回は写真だけで説明したが、それだけだと実際にどれだけ早いのか?という疑問を解決するには至らない。
そこで今回、動画を用意したのでぜひ見てほしい。比較対象は半業務用で広く使われているマンフロットのビデオ三脚である。
余談ではあるが、今回使ったマンフロットの三脚だが、安い上に非常に使いやすい三脚となっているのでいつかレビュー記事を書きたいと思っている。

広げる時の比較

まず最初に三脚を最大まで広げる時の比較動画を見ていただきたい。
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筆者のマンフロット三脚オペレーションが上手いか下手かは置いておいて、明らかにFlowtechの方が早いことがわかる。

たたむ時の比較

せっかくなので畳む時の比較動画もオマケとして見ていただきたい。
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お分かりいただけただろうか。
このスピーディーな伸縮によってオペレーションが一層楽になる。

また、一段ロックなので好きな高さに簡単に変えることが出来る。
2段ロック以上になってしまうと、一段ごとの最大伸縮幅が決まっているので、場合によっては2段ロック解除という煩わしい手間をかけることになる。

ローアングルでの強み

Flowtechはミドルスプレッダーを外した場合のローアングルの角度を3つのパターンで調節できる。
ローアングルのやり方などについては、前記事で紹介したのでそちらを見ていただきたい。

ローアングル

ミドルアングル

ハイアングル(スプレッダーなし)

ローアングルで他の三脚と比較

2つの三脚の最も低いアングルで比較してみた。(左がFlowtech、右がマンフロット)
写真でも分かる通り、Floetechのほうが低く構えることが出来る。

Flowtechの場合はローアングルにする際に、ミドルスプレッダーを外さなくてはいけない。

過酷現場での強み

また、筆者が使ってみて非常に頼もしいと感じたことがあるので紹介しておく。
撮影現場では時に過酷な現場で撮影を行わなくては行けない時がある。

三脚が倒れるほどの突風が吹くような現場

経験したことはあると思うが通常に三脚を開いただけでは絶対に倒れてしまう。
その対策としてウェイト(重し)を乗せたり、グランドスプレッダーを開くなど様々ある。
しかしグランドスプレッダーを開いても尚、危険な時がある。そのような場合でもFlowtechをなら恐れることはない。
まず写真を見てほしい。

撮影の構図が悪くて分かりにくいのだが、マンフロットよりFlowtechの方が開脚角度が大きいことが分かる。
これによって突風の場合でも安定して三脚を据えることが可能になる。

しかし、もしこれでも台風並みの突風で不安定という場合、Flowtechなら更に広げることが可能だ。

通常の三脚ならスプレッダーを外してしまった段階で角度ロックは不可能なのでこのように三脚を固定することは出来ない。
Flowtechだからこそ出来る技である。

おまけとしてこの写真も乗せておく。最大ここまで開ける。

川の中など、水辺の現場

Flowtechはこの特徴を大々的に押し出してはいないが、Flowtechは水中での撮影をNGとしていない。
と言うのも、三脚に排水システムが備わっているため、三脚の中に水が溜まってしまうこともなくスムーズに排水することが可能だ。
また、水で簡単に洗浄することが出来るのも強みである。

筆者はこのシステムをまだ実際に試してはいないため、誤情報を発信しないように詳しい説明は避けておく。

移動する時の強み

三脚を持って移動する際、方に乗せたり、抱いたりする人が多いだろう。しかし、脚一本をぶら下げるように持つ人はいない。
その理由として三脚を畳んでも、畳んだ状態をロックすることが出来ないため脚が開いてしまうからだ。

しかしFlowtechはワンオペ最強の三脚である。ここにも工夫が施されている。
脚をたたんだ際に、磁石によってお互いの支柱を引きつけ合いロックすることが可能になっている。

これは畳んだ状態の脚をひっくり返して撮影した写真である。
このようにきっちりとお互いの支柱がくっついているのが分かる。これは先端の端っこに磁石が埋め込まれているため、畳んだ際にこのようにロックされる仕組みである。

わかりやすく動画を撮影したので見てほしい。通常の三脚と比較している。
※現在動画へのリンクが切れてしまっています。今しばらくお待ち下さい。

いかがだろうか。これなら片手でぶら下げるように持っても問題ない。
また、脚は人の手に掴んだ際にフィットする形状になっているので、手がよっぽど小さくなければ持ちやすい。

Flowtechのデメリット

ここまで賞賛してきたFlowtechだが、使いづらいと感じる点も若干存在する。
その一つが、ミドルスプレッダーをつけている状態での開脚角度が狭いことである。

文字では伝わりづらいので写真で説明する。
まずこの写真だが、左がFlowtech、右がマンフロットである。

2つともスプレッダーを拡張していない場合の最低の姿勢である。
これを見てわかると思うが、Flowtechのほうが明らかに開脚角度が小さい。
スプレッダーを伸ばせば良いのだが、伸ばしたとしてもマンフロットまで開くことが出来ない。もっと広げたい場合はスプレッダーを外すという手間が出来てしまう。
もちろんこの状態でも撮影が可能だが、地面が柔らかい砂などの場合は非常に不安定になってしまうというデメリットがある。

しかし、三脚を最大まで伸ばすことによってこの開脚角度は変わる。

上がFlowtechで、下がマンフロットだ。2つとも最大まで上げている。
こうすることによって若干だがFlowtechのほうが開脚角度が大きくなる。

しかしここに大きな落とし穴がある。
裏を返せばマンフロットの三脚(通常の三脚も同様)は高さを変えても接地面の幅は変わらない。
だが、Flowtechの場合は高さによって開く幅が変わってしまうのだ。
気にならない人は関係ないが、例えば非常に狭く報道陣の三脚がたくさん据えてある場所では、設置してある三脚はの網目を縫うように置く。
このような時にはこの手の三脚は、非常に使い勝手の悪い三脚となってしまう。

今現在使っていて感じるデメリットはこれぐらいである。

まとめ

結構長めの記事なってしまったが、興味ある人には少なく感じる人もいるだろう。
だがワンマンオペレーション撮影が多い人には、非常に魅力的な三脚に見えたと思う。

実際にそうで、筆者もワンマンオペレーションがメインなのでこの三脚を購入してからは他の三脚を使えなくなってしまった。
まだこの三脚の魅力を伝えきれていないので、次の記事はFlowtechのアクセサリー類の記事を書きたいと思う。

ご意見、ご感想お待ちしております。

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