おすすめのビデオ三脚「Flowtech 75」をレビュー#1

flowtech75の全体画像

筆者が満を持しておすすめするビデオ三脚を紹介する。

ヴァイテックが新しい三脚の「Flowtech 75」(以下Flowtechに統一)を発表したのが去年の秋頃だったのはまだ記憶に新しいのではないか。
しかしながら半年たった今、googleで検索してもほぼ英文の記事ばかりで日本語でレビューしている記事はほとんど見当たらない。

さて、4ヶ月この三脚を使って良いところと悪いところが見えてきた。
まず最初に言うことがある。ワンマンオペレーションにおいては最強の三脚である。
この三脚は間違いなくワンオペの環境を良く改善してくれる三脚となるだろう。

それでは、執筆現在あまり日本文でレビューされていないので、この記事が購入を検討している方のためになったらいいと思う。

Flowtech75については他にも記事を書いているのでぜひ見てほしい

Flowtech 75のスペックと特徴

まず基本的なスペックなどを紹介する。

メーカーVInten 及び Sachtler
重量2.9kg
耐荷重20kg
伸縮幅26-153cm
折りたたみ時の長さ68cm
ボール経75mm
素材カーボン

次にFlowtechの特徴を紹介する

  • ロックレバーはクイックリリース構造で瞬時に高さ調整が可能
  • 20度、46度、72度など、低位置のスタイルに迅速に対応が可能
  • 他と比べ比較的軽量であり、持ち運びしやすい形状
  • 閉脚(たたんだ状態)は、磁石によって脚が開くことがない
  • 脚先端のアタッチメントは簡単かつ素早く脱着が可能
  • 排水構造によって汚水にも対応
  • 極低温でも操作可能

ビデオ三脚はミドルスプレッダーかグランドスプレッダーの2択が多いが、Flowtechはミドルスプレッダーのみとなっている。

ツメの部分が特殊な形状になっているので汎用のグランドスプレッダーを取り付けることは出来ないので予め注意してほしい。

FlowtechはVIntenとsachtlerの2社から別々に販売されている。
違いはロック機構の色と印字さてているメーカー名だけだ。
また、VIntenは黒だがsachtlerは赤の色が使われている。

三脚の高さはどのくらいか

Flowtechは最大153cmまで伸ばすことが可能だ。この高さは他と比べて高い方というわけではない。標準的な高さである。
ただ、後述するが最低時(ローアングルではなく)から一瞬でこの高さまで伸縮することが可能なのは非常に楽である。

flowtech75を伸ばした状態

一方で最低時(ローアングルではなく)の高さは68cmである。
別の記事で説明するが、Flowtechの唯一使いづらい箇所は低く構えたときに、脚の開きが非常に狭いことである。
故に安定性の面で不安な時がある。
flowtech75の全体画像

Flowtech 75のセールスポイントとは

Flowtech 75は見た目も使いやすさも他のビデオ三脚(同価格帯)と比べて非常に優秀である。
ワンマンオペレーション側のことをよく考えて設計されていると感じる
私が数ヶ月使って感じたこの三脚のセールスポイントは以下である。

  1. ワンタッチ機構で瞬時に伸縮が可能
  2. 持ち運びが容易な設計
  3. ローアングルの変形が容易

では順を追って解説していく。

①ワンタッチで瞬時に伸縮が可能

何を言おうがFlowtechの最大の強みはこの部分にある。通常のビデオ三脚の場合、ロックレバーは段ごとに設置されている。
そのため最大まで伸ばすためには上下(合計6つ)のロックレバーを解除する必要がある。これを煩わしいと感じる人は少なくないはずだ。

しかしFlowtechの場合、一番上のロックレバーを解除するだけで最大まで伸ばすことが可能である。
また、このロックレバーはバネの力で解除できるため、全く力を必要としない。ワンタッチというのはそういう意味である。

このレバーを軽く上げるだけでいいのだ。回す必要もなく、非常に軽い。
flowtech75のツマミ

flowtech75のツマミ

よって従来の三脚のように、段ごとに解除という煩わしさから開放される。
またテレビのカメラマンは基本的に、脚のロック解除はCA(カメラアシスタント)が行うので、三脚に至ってはCAがいなくてもオペレーションが楽になることだろう。

②持ち運びが容易な設計であること

Flowtechの強みとして他に持ち運びが容易であることがあげられる。
その理由として以下が挙げられる

  1. 本体が2.9kgと軽量(素材がカーボンファイバー)
  2. 肩に乗せやすく設計されている
  3. オプションのショルダーストラップで肩にかけれる
1.本体が軽量

Flowtechの素材は殆どがカーボンファイバーで製作されており、従来のアルミなどと比べて軽量に作られている。
よって雲台をつけても重くならないので肩に乗せてもあまり苦ではなく、取り回しやすい三脚である。

2.肩に乗せやすい

肩に乗せやすいとはどういうことなのだろうか?そう思われている方もいる思われるが、
簡単に言うと、形が肩にフィットするようにデザインされていることだ。
flowtech75閉脚

見れば分かるが、他の三脚と違ってポールがむき出しなっているのではなく、一本の太い筒状のデザインだ。
これがポイントで、太い筒状にすることによって肩に乗せた際の接地面積を増やし負担を減らしているのだ。

ワンオペマンやCAならわかると思うが、ポール状の三脚をずっと担いでいると骨にあたって非常に痛くなってくる。
その点Flowtechはずっと乗せてても痛くならず安定性もあるので使いやすい。

3.ショルダーストラップをつければ肩にかけることが出来る

今までは三脚を使う際、終始三脚にカメラを取り付けて「三脚撮影→移動→三脚撮影→移動」のような流れが多い。
つまりワンオペの場合、三脚があることでハンディメインで撮影することは厳しいところがあった。

しかしFlowtechの場合はオプションで三脚に専用のショルダーストラップを取り付けることが出来る。
よって肩にかけながら移動撮影をすることが可能になる。

flowtech75のショルダーストラップ

このストラップのおかげで三脚撮影とハンディ撮影を同時進行することが容易になった。
肩にかけた際の取り回しもしやすく、ハンディ撮影の邪魔になることはあまりない。またストラップのクッションは肉厚なので肩への負担は最小限に抑えられている。

また、ここでは記述しないが肩ベルトではなく握るタイプのアタッチメントもあるので別記事で確認してほしい。

③ローアングルへの変形が容易

Flowtechがグランドスプレッダーを搭載していないのには理由がある。それはローアングル変形の際に、スプレッダーのノブを回しスプレッダーを延長する手間を省くためだ。
通常、ローアングルに変形させる場合もグランドスプレッダーを外してはならない。それは単に脚自体に角度ロックの機能が備わっていないために脚が180度まで全開してしまうためである。

開脚出来る角度は予め決まっており、最も低いアングルから20度、46度、72度となっている。

  1. ミドルスプレッダーを外す
  2. 下画像のロックボタンを押し、脚の開脚角度をフリーにする(3本とも)
  3. ローアングルポジションにしたら、ロックボタンを戻して開脚をロックする

flowtech75のボタンflowtech75のボタン

最も低い姿勢がこれだ。
flowtech75ローアングル

まとめ

以上、簡単にだがFlowtechの基本的な箇所から、Flowtechならではの強みを紹介した。
約4ヶ月使用して不満はほとんどなく、使いやすいので今まで使っていたビデオ三脚はほとんど使用しなくなってしまったほどだ。

また、ワンオペにとって重要な迅速性、軽量、扱いやすさの全てを網羅している三脚となっている。
もし貴方がこの記事を読みFlowtechに興味または購入するきっかけとなったら私としても幸いである。
きっと最高のパートナーとなることだろう。

ご意見、ご感想お待ちしております。

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